NPJ訟廷日誌
9/2福島原発さいたま訴訟(福彩訴訟)第7回口頭弁論ぜひ傍聴に来てください!
9月2日(水)14時30分開廷 さいたま地裁 101号法廷
(JR浦和駅西口より徒歩10分)
*傍聴希望の方は、14:00までに地裁B棟前にお越し下さい。
●7月1日の第6回期日では、雨天にもかかわらず48席の傍聴席をほぼ満席にすることができました!
第6回期日において原告側弁護団は、東電が福島原発でも最大15m以上の津波が襲来する可能性を認識していたにもかかわらず、恣意的に低い津波評価を行っていたこと。同時に、全電源喪失を防ぐ対策(SBO対策)も怠っていたことを指摘し、東電と国の責任を厳しく追及する意見陳述を行いました。
報告集会では、第3次追加訴訟に参加予定の避難者の女性が、「最初はとにかく忘れたいと思った。避難の是非をめぐって離婚し、外にも出られなくなった。でも、支援の方やいろいろな方の話を聞いて、私は何も悪いことしていない。黙ってちゃいけない。子供たちを守るために声をあげていこうと思いました」と、切々とした思いを語られました。8月25日には、福彩訴訟第3次追加提訴が予定され、原告が計20世帯67人に増える予定です。
●2015年6月現在、全国18の裁判所で福島原発事故についての損害賠償請求訴訟が行われ、原告の数は1万人を超えています。福島原発事故について十分な金銭賠償が行わなければならないことは当然ですが、全国で提訴されている訴訟の目標はそれだけではありません。
1) 福島原発事故のような環境汚染を二度と起こさないようにすること
2) 放射性物質と除去することによって環境を回復すること
3) 被ばくによる健康被害対策、被害者の生活回復のための支援
も、重要な訴訟の目的です。
●被害者への賠償も終了せず訴訟が継続している段階での政府や県の福島原発事故「収束」方針を、決して許してはなりません。
事故から4年、避難者の状況は厳しくなる一方です。故郷を追われ孤軍奮闘する原告への何よりの励ましが満員の傍聴席。裁判所や被告への強いプレッシャーともなります。
次回期日は、国と東電が原告に対して反論をする予定で、満員の傍聴で原告を応援しましょう。終了後に報告集会と支援する会の年次総会も行われます(会場:埼玉総合法律事務所3階会議室、地裁より徒歩3分)。ぜひお運びください!
●もう一件、当会の呼びかけ人でもある井戸川克隆前双葉町町長が原告となり、東京電力と国の責任を問う「福島被ばく訴訟」の第1回期日が、8月21日(金) 14:00に東京地裁101号法廷で開かれます。
傍聴希望多数のため30分前に抽選が行われる見通しで、傍聴を希望される方は早めにお越しください。以上、よろしくお願い申し上げます。
福島原発さいたま訴訟を支援する会(略称:福彩支援)
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