シリーズ 原発
【浜岡原発差し止め訴訟などに
関わっている只野靖弁護士の提言】
弁護士 只野 靖 2011.4.15
原子力損害賠償審査会の第1回が本日開催されます。
開催発表したの4月13日で、開催の2日前という、とんでもないスピード開催です。
私は、14日午前中にメールしましたが、傍聴席は50席しかなく、57番目だったということで排除されました。
抗議の電話を以下に掛けて、別の部屋を用意しろ、ネットで中継しろ、アーカイブで見られるようにしろと、とねばりました。
担当の金子氏は、マスコミのネット中継は認めます、と言っていました。
研究開発局原子力損害賠償対策室
電話番号:03−5253−4111(代表)
ファクシミリ番号:03−6734−4659
メールアドレス:genshi@mext.go.jp
でもマスコミがネットで中継するとは思えません。独立系のメディアが入られるようにするべきです。
そこで、以下を、電話、メール、ファクスで要望してもらえませんか。
■別の部屋で、中継で傍聴できるようにすること。
■審査会事務局の責任でネット中継+アーカイブさせること。
■メディアは、記者クラブに限ることなく、入場させること。
■メディア(特にインターネットメディア)の中継(アーカイブ)を認めさせること。
■議事録と資料を、ネットで速やかに公開すること。
それから、周囲のジャーナリスト(特にユーストリームで中継できる人)に、この会議の重要性を伝えて、中継してくれるよう、頼んでください。
仮に本日、抗議が間に合わなかったとしても、第2回、第3回へ向け、よりオープンな場での開催、
全国民が協議内容を知ることができるような方法の採用を求め続ける必要があります。
というのも、この会議は、極めて重要で、東電の損害賠償の枠組が、ここで決まってしまいます。
福島の被災者の皆さんの運命を決めてしまうかもしれません。
本来、当面の仮払いをすれば、賠償の枠組みを決めることは、実は急ぐべきではありません。多様な意見が反映されるべきです。
また、人選ですが、委員会委員の中に、被災者代表が入っていない、法律実務家も日弁連の推薦は入っていないなど、大問題に思います。
それどころか、メディアで、将来の健康影響に関して全く無視した発言を繰り返している人がいます。
なぜ、こんな人選をするのか、についても抗議が必要です。
原子力損害賠償紛争審査会 委員
大塚 直 早稲田大学大学院 法務研究科 教授
鎌田 薫 早稲田大学総長、早稲田大学大学院 法務研究科 教授
草間 朋子 大分県立看護科学大学 学長
高橋 滋 一橋大学大学院 法学研究科 教授
田中 俊一 財団法人 高度情報科学技術研究機構 会長
中島 肇 桐蔭横浜大学 法科大学院 教授/弁護士
能見 善久 学習院大学 法務研究科 教授
野村 豊弘 学習院大学 法学部 法学科 教授
山下 俊一 長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 研究科長
米倉 義晴 放射線医学総合研究所 理事長
◆◆以下は 第1回開催の案内です◆◆
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原子力損害賠償紛争審査会(第1回)の開催について
原子力損害の賠償に関する法律に基づき、4月11日(月曜日)、文部科学省に設置された原子力損害賠償紛争審査会について、
下記のとおり、第1回会合を開催いたします。
記
1.日時
平成23年4月15日(金曜日) 18時20分〜20時20分
2.場所
文部科学省3F1特別会議室(別添の地図を参照)
3.議題(予定)
(1) 事故及び被害の概要について
(2) 今後の審議の進め方について
(3) その他
4.一般傍聴者の受付
傍聴を希望される方は、4月14日(木曜日)14時までに、下記連絡先へ氏名と連絡先をFAXまたはE-mailにてご登録下さい。
席に限りがあることから、傍聴を希望される方が多数の場合には、先着順とさせていただきますのでご了承下さい(傍聴が出来ない方のみ別途、
御連絡させて頂きます)。
入場の際に身分証明書等の提示を求められますので、社員証、運転免許証その他本人の確認が出来るものを持参してください。
5.報道関係傍聴者の受付
傍聴を希望される方は、4月14日(木曜日)14時までに、下記連絡先へ氏名、所属機関及び撮影希望の有無につき、
FAXにてご登録下さい(撮影の詳細については別途、お知らせします)。
報道関係傍聴者については、1社につき原則1名とします。また、入構の際には、社名入り腕章を携帯して下さい。
別添地図 (PDF:142KB) (略)
お問い合わせ先
研究開発局原子力損害賠償対策室
電話番号:03−5253−4111(代表)
ファクシミリ番号:03−6734−4659
メールアドレス:genshi@mext.go.jp