【NPJ通信・連載記事】読切記事
新連載「沖縄ナウ」①辺野古ナウ Part 1 海猿
数年前にラジオから流れてきたニュースで、アメリカ政府が公開した秘密書類のなかに、「沖縄に駐留する米軍並びその施設は、日本の防衛の為ではない」というものが発見されたという話があった。
当時、中国や、その他の国から日本の防衛の為にも沖縄に基地が必要なのだろうって漠然と思っていたオイラは、こりゃ大変な事になるんだろうな~、なんて思いましたが、その後テレビでもそんな話題は無く、誰もそんな事話題にもしてなかった。東京で誰も騒いでる人をみかけなかった。そら耳かと思ったほどだった。
日米安保条約って? 45年前の安保闘争って何だったんだっけ?
沖縄での基地反対運動のニュースはたまに見るが、知らなかった。
現地で反対運動をやっている友人に話を聞き、資料を集めて数冊本を読みましたが、、、、、
空いた口がふさがらないことばかりだった。
「砂川裁判」、、、しらなかった、、、、56年前から、条約とそれに関する取り決めが、憲法や法律より上にある事。
56年経っても、最高裁判例を変えることがこれだけの犠牲と人命を奪っても出来ないとは。
突き詰めて考えると、お金ってこ事になるのでしょう。
米国と米国のどこかのグループと、日本政府と日本のどこかのグループにお金を流す為の。
軍需産業、戦争特需、エネルギー、食品、、、これらをコントロールするには、法律より強い条約と、密約を許す巧妙なロジックと権力が必要なのでしょう。そして問題がおきると誰も責任を取らなくてよいシステムは、お金儲けだから当然のことなんでしょうよ。
経済も大事だと思うけど、犠牲と負債を負うのはいつものごとく、弱者のみという。
話がそれましたが、
自分の目で見なくては。
福島第一原子力発電所事故の時もそうだったけど、現地に行かないと見えてこないものがたくさんある。
撮影の機会を与えていただいたこと、協力していただいたNPJの関係者の方々に感謝します。
沖縄の旅は今回は、辺野古、伊江島、沖縄市、と続きますが、第一弾は辺野古からです。
文・写真 谷内俊文
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