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連載「沖縄ナウ」②
辺野古ナウ Part 2 ゲート前編

寄稿:谷内俊文

2015年8月9日

前回、砂川裁判のことについて触れたんですが、少し前の情報で、「砂川事件の元被告人、土屋源太郎氏(80歳)の最高裁判決が憲法37条の「公平な裁判所」に違反しているとして、現在、砂川事件の再審請求訴訟を行っている。」とネットのニュース(6/18)で見つけた。

判決当時、マッカーサー在日米国大使と田中耕太郎最高裁判所長官が密会して話した会談内容が、アメリカが公開した公文書に書かれているのが既に見つかっているのである。

要は、アメリカとの密約の証拠があるのに、その裁判は有効なのか?って事だ。

存知かもしれないが、例えば八王子に住むあなたが、お家の屋根の上で雲を見ていて自由な気分になったとしても、その空には行けないし、その空は日本ですらない。(実はJALもANAもその空は迂回しているんです。パイロットは建造物って呼んでいるらしいが)1959年の砂川裁判以降、日本人の意思としてそうなっている。

辺野古の抗議活動を遠目で見ている人には理解出来ないと思うが、単に環境破壊や基地建設だけに抗議しているわけではない。

本気で人と人が擦れ合い、涙をながして、怒りを顕にして抗議する意味は、日本人の権利を代弁してゲート前で抗議活動をしているのである。

現場に立ってやっと理解出来た。 このまま放置して見過ごすと、後々大変な事になって自分達の身に降りかかってくる事を沖縄に住む人は身をもって知っているのだ。

もしかすると、法曹界も政府をも動かす事が出来るのは民意しか残っていないのかも知れない。

安倍首相が沖縄県民を前に「沖縄慰霊の日」のスピーチをしているところを見た。

70年間苦しめ続けた沖縄県民を目の前にして、やはり、辺野古への移設は続行らしい。

彼の数年前の演説では、「日本人の若者も血を流さないと、アメリカと対等の関係が成り立たない」って言った。

彼の言う”美しい国家”とは、主権は無いが兵隊を派遣して、土地と命を捧げるって国家の事か?

今日も、「この地に存在する意味」すら曖昧になったアメリカのための米軍基地の前で、日本人同士の暴力になってしまう抗議活動を続けなくてはならない。

文・撮影 谷内俊文

“日本国の法令による処罰の対象になりうる。”って書いてあるが、日本の警察に、アメリカでアメリカ人の持ち物を汚しても、処罰する権利は無い。

“日本国の法令による処罰の対象になりうる。”って書いてあるが、日本の警察に、アメリカでアメリカ人の持ち物を汚しても、処罰する権利は無い。

フェンスの向こうで、何があろうと我々の法律は通用しないし、この一帯の空も飛べない。

フェンスの向こうで、何があろうと我々の法律は通用しないし、この一帯の空も飛べない。

夜明けのゲート前。

夜明けのゲート前。

徐々に、警官達が集合し始める。

徐々に、警官達が集合し始める。

工事業者への、平和的抗議活動から始まる。

工事業者への、平和的抗議活動から始まる。

その後、警官達との揉み合いが始まり、

その後、警官達との揉み合いが始まり、

暴力的なやり方で阻止される。

暴力的なやり方で阻止される。

痛い目にあう。

痛い目にあう。

個人的に酷い暴力を振るった警官の顔は忘れない。 ルール違反の警官に直接抗議しに行くが、まわりの警官に阻止されている。

個人的に酷い暴力を振るった警官の顔は忘れない。
ルール違反の警官に直接抗議しに行くが、まわりの警官に阻止されている。

「ウチナンチューがウチナンチュー虐めておもろいんか?誰のためにそんな酷いことするか?沖縄人の心が泣くぞ!」って直接話しかけられて、タジタジになっている警官。

「ウチナンチューがウチナンチュー虐めておもろいんか?誰のためにそんな酷いことするか?沖縄人の心が泣くぞ!」って直接話しかけられて、タジタジになっている警官。

 何故かマスク。暴力的なことをして撮影されたときに個人判別されないようにするためか?

何故かマスク。暴力的なことをして撮影されたときに個人判別されないようにするためか?

一旦落ち着くと、ビデオの撮り合いになる。

一旦落ち着くと、ビデオの撮り合いになる。

みんな単純に平和しか求めていない。

みんな単純に平和しか求めていない。

北海道から来ているという僧侶。心中、深い想いがあると思うが、数日お経を唱えていた。

北海道から来ているという僧侶。心中、深い想いがあると思うが、数日お経を唱えていた。

民間警備会社から派遣されて来ている警備員。 ヘラヘラしてお喋りばかりしていてボンクラに見えるが、我々が近づくと、石像のように硬くなる。 聞くところによると、”米軍基地の警備とは聞かされず連れてこられた、ダマされた。”って言っている人もいると聞いた。

民間警備会社から派遣されて来ている警備員。
ヘラヘラしてお喋りばかりしていてボンクラに見えるが、我々が近づくと、石像のように硬くなる。 聞くところによると、”米軍基地の警備とは聞かされず連れてこられた、ダマされた。”って言っている人もいると聞いた。

名護の街。

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