2008.4.2更新

チチハル毒ガス事件
〜子どもたちの夢と未来を奪わないで!

事件名:国家賠償請求事件
内  容:政府を被告として、被害者一人当たり約3300万円の支払を
     求める訴訟
当事者:中国チチハル市在住の被害者及びその遺族VS国
係属機関:東京地方裁判所
次回期日:6月23日(月) 午後4時〜 103号法廷
      現時点では傍聴券配布の予定はありません。
紹介者:井堀 哲弁護士
連絡先:武蔵野法律事務所 (三坂宛) TEL 0422-55-2211
      メールアドレス: a-misaka@rk9.so-net.ne.jp


【事案の概要】
  2003年8月4日、中国黒竜江省チチハル市内の地下駐車場建設現場から、 旧日本軍が秘密裏に製造した毒ガス液 (イペリット液) の入った5つのドラム缶が掘り出されました。 汚染されたドラム缶、毒ガス液が染みこんだ土が運搬される過程で、これに触れた市民が次々と被毒して被害が拡大しました。
  現在判明している範囲でも43名が被毒して、1名が死亡しています。

【日本政府の対応と提訴に至った経緯】
  日本政府は、中国政府に対して 「遺棄化学兵器処理事業係る費用」 として3億円を支出しました (うち9割が被害者らに交付されています。 一人当たり約550万円となります)。
  しかし、毒ガス被毒の結果、被害者達の多くは、就労不能や経済的困窮に直面しています。 また、「毒ガス被害者」 というラベリングをされ、差別、家庭崩壊、離婚などの社会的不利益を受けています。 さらに、子供達は、成績低下、不登校、いじめを受ける……。しかも、毒ガスの被害のメカニズムは未だに明らかになっておらず、 被害者は将来の健康被害に怯えています。つまり、3億円という金銭の支払いでは到底埋め合わせることのできない被害が発生しているのです。

  そこで、私たち弁護団は、政府に対して人道的観点から @ 医療ケア、A根治治療、B就学援助や生活補償の制度設計、 C 中国国内の毒ガスの早期発見と除去などの政策形成を求めてきました。しかしながら、事故後3年半経過しても、誠意ある回答はありませんでした。

【訴訟の内容と被害者達の願い】
  そこで、2007年1月25日、政府を被告として、被害者一人当たり約3300万円の支払を求めて、やむを得ず国家賠償請求訴訟を提起することにしました。 しかし、弁護団と被害者の皆願いは、金銭賠償ではなく、あくまで先に述べた4つの政策形成の実現です。

【今後の訴訟の行方】
  国側は、早くも 「毒ガスを遺棄したのは日本軍ではない」 「遺棄したのは戦時中の行為だから今の政府が責任を負うべきでない」 「毒ガス弾がどこに埋まっているかを予見することなどムリだ」 と責任を全面否定しており、今後これらの争点を巡る攻防が展開されることになります。

【是非、サポーターになって下さい!】
  他方で、訴訟活動を盛り上げ、かつ政策形成を実現するためには、世論、そして市民の皆さんの支援が不可欠です。 特に、被害者の来日費用などは現在弁護団の持ち出しになっているのが現状です。
  少しでもご賛同頂ける方は、下記振込先までカンパを頂けたらと存じます。 また、この事件に興味を持った方は、すぐさま下記連絡先にまでご連絡を! 被害者達の 「健康・友だち・夢」 を取り戻す取組に是非とも力をかしてください!

◆ボランティアスタッフ募集しています!
  裁判支援や報告集会、イベント企画を一緒にして下さる方、ご連絡お待ちしております♪
  チチハルやハルピンへのスタディツアーもあります。ぜひご参加ください。
  お問い合わせは下記連絡先、三坂までお願い致します。

◆渡航費・滞在費 カンパお願いします☆
  郵便振替 口座名:「チチハル8・4被害者を支援する会」
         口座番号:00170−0−650194
  連絡先   武蔵野法律事務所 (三坂宛) TEL 0422-55-2211
         メールアドレス:; a-misaka@rk9.so-net.ne.jp

【次回期日の紹介】
  3月10日(月) 午後4時〜 103号法廷。

【一言アピール】
  2003年8月4日、旧日本軍遺棄化学兵器が掘り起こされ、チチハル事件が起きました。 被害に遭った人たちは、健康な体、生きる希望、人間としての誇り、仕事、友だち、夢、多くのものを失いました。
  被害者たちは2007年1月25日に提訴。原告としてこれから長い裁判を闘っていきます。どうぞ法廷で、原告たちを応援してください!


[チチハル被害者証言集会]
  3月10日(月) 18:30〜20:30 (資料代500円)
  文京シビックホール 26Fスカイホール
 《内容》
   1  photo cinema
   2  訴訟の経過と展望 <休憩15min
   3  牛海英さん広島での映像/牛海英さんインタビュー
   4  スタディ・ツアー紹介               ほか
 *プログラムは諸事情により変更となる可能性もあります

文責 NPJ編集部