北海道警不当訴訟名誉毀損事件
事件名:名誉毀損による損害賠償請求事件
内 容:北海道警察元総務部長が裏金疑惑本に対して名誉毀損訴訟
を提起したことについて、執筆者が逆提訴したもの
当事者:大谷昭宏、宮崎学 VS 元道警総務部長
係属機関:札幌高等裁判所第3民事部 (井上哲男 裁判長)
判決:10月26日言渡し。控訴棄却。道新記者ら上告予定
紹介者:大谷昭宏氏
連絡先:大谷昭宏氏のウェブサイト
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【提訴に至る経緯】
2006年5月、北海道警察の佐々木友善・元道警総務部長が北海道新聞記者らが執筆した道警裏金に関する2つの書籍について、
名誉毀損に基づく損害賠償請求訴訟を提起した。佐々木氏が訴えたのは、本を執筆した道新記者2人、会社としての道新、旬報社、講談社の計5者であり、
なぜか、片方の本の共著者だったジャーナリストの大谷昭宏氏、作家の宮崎学氏がともにはずされていた。
対抗するため、片方の書籍の共著者で、ジャーナリストの大谷昭宏氏、作家の宮崎学氏が補助参加して共闘していたが、
ついに、佐々木・元道警総務部長に対して、訴え自体が名誉毀損だなどとして提訴した。
【大谷氏のウェブサイトより】
「裏金を追及した記者と、この問題に関しては最近、見事に腰が引けて、道警にすり寄っている道新に嫌がらせをして、道新を垂らし込んでしまおうとしたのだ。
それには、北海道内だけの問題にして、中央には知られたくない。なのに、大谷だの宮崎だの小うるさいどころか、大うるさい輩を訴えに入れたらややこしくなる」
「それどころか、2人は東京や大阪で 『道警はこんなに腐っている。道新もしっかりしろ』 と騒ぎ立てるに決まっている。
クワバラクワバラ、こんなやつらには関わらないに限ると思ったに違いない」
「道新は、ここにきて、社内で独自の調査、聞き取りを開始するようなのだ。
裁判が進行中であり、なおかつ第1回の口頭弁論を見ても、自社に極めて有利な情勢が見てとれるのに、なぜ、いま社内調査なのか。
その下心は取材の正当性を立証することではなく、社内で調査した結果、この本の出版には不適切な部分があった、と勝手にデッチ上げ、
和解の名目で道警と手打ちを図る。争えば自分が勝ってしまうので、その前に道警に恥をかかさないように、自分から転んでしまう。
卑劣で卑屈、土下座根性が丸見えの手法を取りだしたようなのだ」
「そんな地べたにひれ伏して、土を嘗めているような連中に、われわれの裁判を左右されてはたまらない。
そこで、私たちはいち早く名誉棄損で佐々木氏を提訴、旬報社の書籍では共同の被告であるわれわれが提訴、
係争中の事件に対して、道新経営陣の了解なき行動は許さないと歯止めをかけておく必要がある。そのためには佐々木氏を提訴することが急務だと判断したのだ」
【次回期日の紹介】
控訴審で争われることになります。
【宮崎学さんのコメント=同氏のウェブサイトより】
北海道警OBの佐々木友善が北海道新聞、講談社と旬報社を訴えていた裁判の判決だったので、日帰りで札幌地裁に行ってきて、先ほど帰ってきた。
結果は、負けた。大谷昭宏くんとワシで佐々木を訴えていた件もあかんかった。即刻控訴した。
ま、今回はこのくらいにしといたるわ(笑)
と報道各社にコメントしておいた。
これは西原理恵子がマージャンでボロ負けした時に決める捨て台詞であるが、ワシも気に入って、時々使わせてもらっている。
ちうわけで、道警との闘いはまだまだ続くのであった。
組員は応援するように。
文責 NPJ編集部
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