薬害イレッサ訴訟
事件名:慰謝料請求事件
内 容:抗ガン剤による副作用死について
国と販売会社に対し慰謝料を請求する訴訟
当事者:被害者遺族VS国ほか
係属機関:東京都地方裁判所
次回期日:6月10日(火) 午前10時〜午後5時
傍聴希望者集合場所:直接103号法廷へ
紹介者:花垣存彦弁護士
連絡先:イレッサ薬害被害の会
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【はじめに】
2002年8月に、画期的な夢の新薬として販売された肺ガン治療薬イレッサで大勢の副作用死亡被害が起きました。
2007年3月時点での死亡者は、報告されているだけでも706人にも上っています。
副作用が少なく延命の効果は高いはずのイレッサで何故このように大きな被害が起きたのでしょうか。
原因の究明に今声を上げないといつまでも仕方のない死として片付けられてしまうと、私たち被害遺族は立ち上がりました。
抗がん剤の承認制度の問題、製薬会社の情報開示の問題、厚生労働省のガン医療への取り組みなどさまざまな問題を提起し行動して参りましたが、
これからも私たちは安心して抗がん剤治療を受けられるように行動してまいります。
【イレッサとは】
アストラゼネカ株式会社 (本社:イギリス・日本本社:大阪市北区) から、2002年1月25日輸入承認申請が厚生労働省に提出され、
同年7月5日に医薬品として国の承認を受ける。同年8月21日に中央社会保険医療協がイレッサの保険収載を承認、
同年8月30日に保険適応 (一錠 7216.10円) になった分子標的薬といわれる手術不能または、再発非小細胞肺がんの患者に対する、錠剤タイプの肺癌治療薬です。
【被害事例】
2001年9月、右肺に肺ガンがみつかり、切除手術を受けたが翌年7月の検査ではリンパ節などに転移ガンが見つかる。
治療にイレッサが選ばれ、服用始めて一ヶ月後に高熱に見舞われ服用を中止したが高熱はおさまらず、
家族に支えられるようにして病院にいくと、両肺とも重い肺炎「間質性肺炎」が進行していることが判明。
すぐにステロイドの大量投与の処置を受け、一時は心肺停止の危機もあったが…
【訴訟の概要】
2004年、イレッサの副作用の被害者らが、国と、イレッサを販売するアストラゼネカ株式会社 (本社:大阪梅田スカイビル) を相手どって、
損害賠償請求訴訟を起こし現在、大阪と東京で裁判が行われています。
【手続きの経過】
東京ではこれまでに16回、口頭弁論などが行われてきました。すでに証人尋問が始まっています。
【一言アピール】
イレッサの副作用死亡が確認されると、厚労省も、製薬会社も治療に係わった一部の医師たちも、
「肺がんの患者だから、いずれにしても遅かれ早かれ死亡する」 と言わんばかりの悲しいコメントを出しました。
例え肺がん患者でも一人の人間です。命の重さは計り知れません。このような思いから、私たち被害者の家族はイレッサの販売元・アストラゼネカ社に対して、
イレッサを承認した国に対して、イレッサの副作用は薬害ではないのか、イレッサの承認に問題はなかったのか、
肺ガンの患者に、医薬品による副作用被害の救済は認められないのかを問い提訴しています。
世界でも初めてと言われる抗がん剤の集団訴訟の中で、ガン患者の命の重さとは何かを1人でも多くの人達に訴えて行けば、
必ず医療は変わる、抗がん剤の治療は変わる。と私達は信じて行動しています。
【次回期日の紹介】
次回期日は、6月10日(火)午前10時、東京地方裁判所103号法廷です。
被告側証人として坪井正博東京医科大学准教授に対する原告側の反対尋問が行なわれる予定です。
山場ですので、 より多くの皆様に、ご参加をお願い致します。
文責 NPJ編集部


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