2008.4.20

警察署に立ち入らせない完全なる接見妨害事案例

  3月16日、代々木公園で行われたイラク反戦集会、そしてその後の渋谷に向かってのデモにおいて、不当な弾圧的な逮捕が行われ、 4名の青年ら (内2名は女性) が逮捕されました。

  逮捕後 (デモ終了後)、17時頃、私と他1名の弁護士が、渋谷署に接見に向かったところ、 私たちを視認した公安警察が携帯で連絡を取っている様子で動き出し、あっという間に渋谷署の入り口付近を10数名の制服警官が封鎖し、 私たちの入署自体が拒否されました。入り口の階段の途中で封鎖です。
  当職らより 「責任者を出してくれ」 という呼びかけに、 当日の渋谷署の当直担当者が現れましたが、「ちょっと待って下さい。」 とひっこんだままその場、 すなわち渋谷署入り口の階段途中に20分以上待たされました (写真は、その際、わざと記念写真風に取りました)。


  そのあげく、署内から警視庁公安一課を名乗る刑事ら数名が出てきて、当方名乗りもしないのに 「森川弁護士、**弁護士」 と名指しし、 「取調中で会えない、帰れ!」 「弁護士を選任するかどうかわからないだろ!」 などと言って、私ともう一名、さらに2名の集会主催者らを実力で排除し、 警察署敷地から道路に押しやられました。

  署内で待たされる、ということは以前もありましたが、弁護士が署内に入ること自体拒み、警官に実力で排除されるというのは、かなり露骨で暴力的な接見妨害です。 その後、渋谷署に電話をし、21時以降接見可能ということで、21時30分頃から接見は行いました。

  その後、逮捕された4名は3月26日無事釈放。まったく、為にする逮捕としかいいようがありません。弁護士の接見自体も弾圧される、凄まじい時代です。
(文責:弁護士森川文人)