恒久派兵法プロジェクトチーム中止の要請
2008年5月22日
自由民主党 御 中
公 明 党 御 中
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自由法曹団東京支部
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1、私たちは東京の弁護士から成る自由法曹団東京支部です。
報道によれば、5月23日に恒久派兵法についての与党プロジェクトチームを開催するとされています。
私たちは、恒久派兵法に反対であり、プロジェクトチームを行わないこと、そして恒久派兵法制定の動きをやめ、自衛隊の撤退を行うべきことを要請します。
2、4月17日に自衛隊のイラク派兵を憲法9条違反とする名古屋高等裁判所の判決が出され、確定しました。
この論旨は傍論などではなく真摯に受け止めるべきものです。日本弁護士連合会や各地弁護士会もこの判決を評価、歓迎する態度を表明しています。
恒久派兵法に向けた動きはこうした流れに逆行するものです。
3、しかも伝えられる恒久派兵法の案の中には、海外派兵の条件を広げ、自衛隊の活動範囲を全く拡大し、武器使用の制限を緩和するものもあります。
この案は憲法が禁じる武力の行使、交戦権の行使を認めるものであり、このような自衛隊は政府解釈でさえ 「戦力」 そのものです。
憲法9条の1項、2項のすべてに違反するものであり、とうてい許されるものではありません。
4、以上の次第であり、貴党におかれましては恒久派兵法プロジェクトチーム開催を中止されるよう要請するものです。
以上