2011.6.11

シリーズ 原発


バイバイ原発国分寺の会 3.11 超ローカルウヲーク
NPJ代表 梓澤和幸


  10時半 バイバイ原発ウヲークが始まった。
  超党派の市内でよく名前を知られた女性だけの呼びかけでこの会が作られた。今日が初めての行動だという。
  参加者は100名前後か。女性が9割。男性参加者は10人前後か。男性も夫婦、こどもづれが多かった。

  国分寺駅南口の市民センターから武蔵国分寺公園、 西国分寺駅近くから多摩蘭坂をぬけて国立駅近くの国立公民館にぬける4キロのコースを1時間半かけてのウヲークである。

  半分近くは住宅街をぬけてゆくコースで何か気がかりだという関心を持っている人たちへの影響もあったと思われる。
  3−4歳の子どもを連れた家族連れもいらっしゃった。
  少しずつ途中で飛び入りの人も入る。
  途中には7階建て、10階建てのマンションも多い。みあげると欄干から手を振る人もいて関心の強さも感じられた。

  多摩蘭坂のところで30代の男性が真剣な、切実な表情で 「これは政党のデモですか」 と質問してこられた。
  説明すると安心したような表情で 「そうですか。じゃあがんばってください」 という答えが返ってきた。
  もうすこし行ったところの商店街の中ごろの商店の2階から窓はしめたまま体をのりださずに、 向こう側で手を大きくふって賛成の意思表示をする白髪の男性の姿も見られた。

  筆者は浦和に育ったが、目貫き通りを学校の先生方がデモで歩きながら教え子の姿をみると、 照れたように 「おうっ」 と手を振ってくれたことを思い起こした。

  ユーストリームでは岩上さんの中継で新宿駅頭の若者の多い集団のかん声が伝わってくる。 原発という国策を変えるには政治家に働きかけなければという河野太郎氏発言も切れ味が良かった。
  いままでとはどこか違うことが始まるのか。
  そんなことを考えさせる震災から3か月目の1日だった。