2011.11.16
シリーズ 原発

「脱原発を考えるペンクラブの集い」 (日本ペンクラブ主催)
NPJ編集部 2011.11.16

  NPJ代表梓澤和幸弁護士が11月16日、都内で開催された 「脱原発を考えるペンクラブの集い」 (日本ペンクラブ主催)にパネリストとして参加し、 「福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク」 の共同代表としての立場から若い弁護士が立ち上がっていることを報告した。


  この集いは、核兵器の廃絶を訴えてきた日本ペンクラブが福島第一原発事故を契機として、脱原発を目指すこととしたことを広く表明するために催したもの。 浅田次郎氏、中村敦夫氏ら同クラブ所属の作家らを中心にした9人のパネリストがそれぞれの立場から反原発の意見を述べた。
  梓澤弁護士は、事故後福島に駆けつけて地元住民らから直接話を聞いた経験などを元に、 「奇形の子が生まれても私が育てる」 と語った少女の話などの具体例を交えながら、絶望の山から希望の石を切り出そうと熱く語った。
  また、日本ペンクラブ会長でもある浅田氏は今回の悲劇を風化させてはならないと強調し、 中村氏は原発が国家事業としての性格を持っていることがもたらす問題点を指摘した。