福島第一原発 初のフリーランス代表スチール取材報告

2012.10.19

  東電福島第一原発事故について警戒区域にも取材に入って取材を行ってきた、 フリーのジャーナリストの尾崎孝史さんから福島第一原発の取材の状況が写真でよせられた。
  ご本人のコメントをつけて掲載したい。
NPJ 梓澤和幸


  今回初めて、4号機山側地点でバスから降りての取材が許されました。
  そこには9月、建屋から降ろされた原子炉格納容器の蓋がありました。直径9.6メートル、重さ72トン。 作業員たちは、その黄色い蓋の中をのぞき込み作業を続けていました。
  私が持参した線量計の値は120マイクロシーベルト以上。 東電の計測では、バスの中であっても1000マイクロシーベルト超のホットスポットもありました。
  現場の作業員は、こう話します。
  「最近、年間50ミリシーベルトの限界値が近い仲間が増えてきました。 それを超えると職を失うことになります。生活も健康も不安な毎日です」
写真家 尾崎孝史