2014.3.4

明日の自由を守るために

目次 明日の自由を守る若手弁護士の会
第2回
「2分で分かる! 集団的自衛権 ほぼ AtoZ」
本田千尋

 リーフレット 「2分で分かる! 集団的自衛権 ほぼ AtoZ」 の販売が開始されました。
  安倍政権は、集団的自衛権容認に向けて走り出しており、この夏にも、憲法29 条の解釈を政府が変えることによって、集団的自衛権を容認するようです。 国民の意思を問わずに、手続を経ずに 『憲法の読み方を変える』 などという卑怯な手で改憲を図ろうとするこの動きに、待ったをかけなければなりません。
  そこで、「明日の自由を守る若手弁護士の会」(「あすわか」)では、集団的自衛権と解釈改憲をテーマにしたリーフレットを作成しました。
  文字よりもイラストが多く、カラフルで、一般市民の方にも手にとってもらえるようにしました。 折り畳むとA4サイズとコンパクトながら、「集団的自衛権」 と 「解釈改憲」 を分りやすく正確に解説しています。 明治大学の浦田一郎教授にご監修いただきました。
  一部 15円で販売しています。

  注文は、注文フォーム からお願いします。
  販売開始3日間で、2万部の注文がありました! 予想を遙かに上回る反響に、一同、驚きを隠せません。 それだけ国民の関心ないし危機感が高いという事実を知る結果となりました。

 安倍首相にチョコと芦部憲法をプレゼントしました。
  「あすわか」 では、バレンタインにあわせて、安倍首相にチョコと芦部憲法をプレゼントしました。
  昨年、安倍首相は、芦部信喜憲法学者の名前を知らないと国会で答弁しました。そして先月は、「憲法の性格」 について、 「権力を縛るという考えがあるが、王権が絶対的な権力だった頃の考え方だ」 と答弁しました。 近代民主主義国家の元首が、立憲主義の考えをあたかも過去の遺物かのように言い放ったことの衝撃ははかりしれません。 一国の首相としてはもちろん、誰よりも憲法(改憲)を声高に主張する方が、 わきまるべき当然の知識を持っていない(法学部の学生であれば誰もが読むであろう、 戦後の憲法学会を常に先導してこられた芦部先生の著書を読んだことがない)のだとすれば…主権者国民としては、暗澹たる思いで、 見過ごすわけにいきません。

  「あすわか」 は、憲法の基本を学んで欲しいという思いで、芦部憲法をチョコとともにプレゼントしました。
  このバレンタイン企画を、東京新聞、共同通信が記事にして報道してくれました。
  また、中日新聞の社説(2月28日)でも取り上げられました。

 女性ファッション雑誌の座談会記事に 「あすわか」 会員が登場しました。
  子育て世代の女性が読む人気女性ファッション雑誌 「VERY」 3月号で、白熱教室第10弾として、 「お母さんこそ改憲の前に知憲!」 と題する座談会記事が組まれました。
  モデルのクリス・ウェブ桂子さん、タレントのパトリック・ハーランさん、社会学者の古市憲寿さん、元NHKアナウンサーの堀潤さんと共に、 「あすわか」 会員の太田啓子弁護士が登場し、自民党改憲草案、特定秘密保護法、集団的自衛権について語り合っています。
  「子どもの未来を守りたいイマドキのハンサムマザーなら、当然憲法のこともしっておかなきゃね!」 というとてもおしゃれで爽やかなスタイルで、 憲法を知ることの大切さが語られています。ファッション雑誌が、憲法をテーマにした特集を組んだことは、Amazon のレビューでも話題となっています。