NHK経営委員候補の推薦公募制導入
および今回の委員改選について
2008年11月17日 NPJ

  政府は11月13日、12月に任期 (3年) がくるNHK経営委員4名の補充人事案を国会に示し、承認を求める手続きに入った。 国会に提示された人事案によると、再任者2委員を除く2名の退任委員の後任には、従来からの地域ブロック代表型の委員1名のほかは、 前田晃伸・みずほフィナンシャルグループ社長を当てる、とするものであり、NHK経営委員の財界たらい回しの傾向は、弱まるどころか、かえって強まるおそれがある。

  しかも、放送法が、経営委員長は経営委員の 「互選」 による、と定めているのに、政府がすでに、古森氏のあとの委員長として、 現委員の岩崎芳史・三井不動産販売会長を内定している (11月14日付の読売・日経朝刊)。 岩崎委員は、NHK執行部の経営計画案を拒否、強引に2012年からの受信料10%引き下げを同執行部に飲ませた古森委員長の協力者として知られている。

  安倍政権は、放送法を無視、古森氏を新しい経営委員に指名したときから、彼を経営委員長とする意向をNHK側に押しつけ、「互選」 を空文化した。 こうしたやり方が繰り返され、経営委員長までが政府合作で財界の指定ポストにされるようなことは、絶対にあってはならない。

  以上の趣旨から、「開かれたNHK経営委員会をめざす会」 は、桂敬一さん (マスコミ研究者、元東大教授)、 湯山哲守さん (NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ共同代表、元京大専任講師) の2名を独自に選定し、経営委員候補として、 政府人事案に付け加え、国会審議に付すよう政府に申し入れた 別紙1 (NHK経営委員候補者の推薦に関する申し入れ――経営委員の選任に当たって――)

  NPJとしても、「めざす会」 を応援したい。 別紙2 (NHK経営委員候補の推薦公募制導入および今回の委員改選に際しての独自候補推薦に対するご支持・賛同のお願い) にて賛同の輪を広げてください。
(代表 梓澤和幸)

   ※NHK経営委員候補 ・ 所信表明
      ・桂 敬一     ・湯山哲守

  ご賛同くださる方はメールで、ご氏名と、ご所属や現・元のご職名をお送りください。
  [メールアドレス] kkotaki@@h4.dion.ne.jp
  (@を一つにしてお送りください)。よろしくお願いいたします。

桂敬一さん、 湯山哲守さんをNHK経営委員として推薦すること、 ※ 参考記事
  これでもNHK受信料を支払いますか?