内田雅敏の 「君たち、戦争ぼけしていないか?」 弁護士 内田雅敏 プロフィール ・自民党改憲草案と國神社参拝の思想的水脈 ―世界が懸念した安倍首相の國神社参拝― ・ 歴史に向き合わず、最高裁判例にしがみついた手軽な判決 ──加害者が被害者に 「寛容」 を説く靖国合祀取消訴訟判決── ・ 真摯な動機によるやむにやまれぬ行動 ――日の丸・君が代懲戒処分に東京高裁で逆転勝訴―― ・ ある在日三代の家族史――李貞順 「樹を植えに行った話」 を読む ・ 歴史は薄められて再来する ――5・15から2・26事件への誤ちを繰り返すな―― ・ 真の和解に近づくために ――加害者と被害者そして企業と行政の協力を得て 建立された「中国人受難之碑」―― ・ 特捜検察の暴走を許してきたのは誰か ――調書の捏造から証拠物の改ざんまでは一瀉千里―― ・ 追悼 柳沼八郎弁護士 若き法曹に語り伝えたい接見交通権確立の闘い ・ 二つの戦後 ――「自国のヨーロッパ化」 を果したドイツと「自国のアジア化」 を果せなかった日本―― 10/13更新 ・ 出自を乗り越えることは容易ではない ――浅沼稲次郎狂刃に斃れて半世紀、鈴木邦男著 『右翼は言論の敵か』 を読む― ・ これ以上の政治の怠慢は許されない ――中国人強制連行・強制労働事件判決の 「付言」 に見る心ある裁判官達の苦悩と政治家の責任 ・ 父は先月亡くなったばかり、生きていたらどんなに喜んだだろう ――西松建設中国人強制連行・強制労働事件和解、青島で報告集会 ・ 憲法は悲惨さの中から生まれた ・ 〈疑わしきは被告人の利益に〉 を本当に受け入れることができるか ――真犯人を社会に放免することもあり得る覚悟を持てるか―― ・ 歴史に向き合うドイツの光と影 ――『ヒトラーの特攻隊』(三浦耕喜著)、『ヒトラーを支持したドイツ国民』(R.ジェラテリー著)を読む―― ・ 五輪招致に憲法持ち出す二枚舌――知的誠実さのかけらもない石原慎太郎都知事―― ・ 非暴力直接行動 ―市民によるネオナチ集会実力粉砕に見るドイツの闘う民主主義― ・ 「日米同盟」 の“呪縛”から解き放たれ、裁判官が“正気”に戻るとき ──名古屋高裁自衛隊イラク派遣違憲判決── ・ 石川護国神社の 「大東亜聖戦大碑」 に見る時代錯誤 ――「大東亜聖戦大碑」と靖国神社遊就館の展示を貫く聖戦思想の虚構―― ・ 民事裁判が刑事手続を本来の姿に戻す ・ 誤った歴史観は核兵器と同じように危険だ ――近隣諸国を敵にする田母神空幕長論文―― プロフィール 1945年生まれ。1975年弁護士登録。早稲田大学法学部卒業。花岡事件をはじめ補償請求問題や訴訟に積極的に取り組む。 立川反戦ビラ裁判弁護団員の一人でもある。憲法9条の重要性や、民主主義社会の根幹をなす市民の表現の自由の意義を強く訴えている。 日弁連憲法委員会委員。 著書は、「『戦後補償』を考える」(講談社現代新書)、「戦後の〈思考〉―人権・憲法・戦後補償」(れんが書房新社)、「憲法第九条の復権」(樹花社)、 「乗っ取り弁護士」(筑摩書房)、「懲戒除名―非行弁護士を撃て」(太田出版)、「敗戦の年に生まれて―ヴェトナム反戦世代の現在」(太田出版)、 「在日からの手紙」(姜尚中氏との共著・太田出版)、「憲法9条と専守防衛」(箕輪登氏との共著・梨の木舎)、 「靖国問題Q&A−『特攻記念館』 で涙を流すだけでよいのでしょうか」(スペース伽耶刊) など多数。