街頭行動を規制し表現の自由を侵害する
東京都の動きに対しパブリックコメント応募をお願いします。
2009年2月
各位
〒112-0002 東京都文京区小石川2-3-28-201
自由法曹団東京支部
電話 03-3814-3971 ファックス 03-3814-2623
拝啓
日ごろのご奮闘に敬意を表します。
私たちは東京の弁護士から成る自由法曹団東京支部です。
東京都は 「繁華街等における安全・安心の確保に関する考え方」 のパブリックコメントを募集しています。
パブリックコメントの対象である東京都安全・安心まちづくり有識者会議の報告書 (以下 「報告書」 という) 及び 「繁華街における安全・安心の確保に関する考え方」
(以下 「考え方」 という) は治安強化を狙い表現の自由の重大な侵害をもたらすものです。
ところがパブリックコメントの締め切りは2月16日であり、あまりに短時間です。急ぎパブリックコメントへの応募をお願いしたくお願いする次第です。
ご参考までにパブリックコメントへの意見の例を掲げます。
短期間ではありますが、ぜひ、パブリックコメントにご応募いただければ幸いです。
敬具
パブリックコメントの提出方法 詳しくは 東京都ホームページ をご覧下さい。
パブコメ案
東京都が、繁華街の安全を口実に、街頭でのさまざまな宣伝行動などを、条例で規制しようとしていることに反対します。
「東京都安全・安心まちづくり有識者会議の報告書」(以下 「報告書」 という) と 「繁華街における安全・安心の確保に関する考え方」
(以下 「考え方」 という) は繁華街等の来訪者に対し 「街頭や歩行者天国において大衆に多大な迷惑となるパフォーマンス等、街の秩序を乱す行為を慎む。」
を掲げています。
しかし、「大衆に多大な迷惑となるパフォーマンス等、街の秩序を乱す行為」 の内容は曖昧であり、
労働組合や反貧困の街頭行動などが禁止される危険性が高いものです。
しかも報告書は 「礎となるべき条例上の根拠が必要」 と述べています。
上記の街頭行動の規制に対して条例上の根拠が与えられれば、街頭行動に対して法的規制が加えられることになり、街頭行動の規制が深刻になります。
街頭行動を規制し、表現の自由を侵害する条例に反対を表明するものです。
2009年2月 日
個人の場合 住所 (都内か都外か、都内の場合は区市町村まで)
性別、 年齢 、職業
法人の場合 住所 (都内か都外か、都内の場合は区市町村まで)
業種