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森下俊三NHK経営委員長の辞任を求める署名にご協力を

2020年3月18日

放送法を踏みにじり、NHKの番組制作を妨害した森下俊三氏のNHK経営委員辞任を求める署名運動へのご協力のお願い
 

 民主主義と国民の知る権利を大切とお考えの皆さま
 NHKこそは国内最大の影響力を誇るメディアです。かつては、大本営発表の伝声管として天皇制国家の統制に服する存在でしたが、戦後は国家や時の政権から独立し、資本の支配も受けないという、「公共放送」となりました。権力ではなく、主権者国民がこれを監視し育てて行かなければなりません。


 しかし、問題だらけの安倍政権は、一貫して人事を通じてのNHKへの介入を画策してきました。ご存じのとおり、NHKの最高意思決定機関が経営委員会です。その12名の経営委員全員が安倍首相の任命によるもので、互選による経営委員長が森下俊三氏。NTT出身で阪神高速道路会長だった財界人。これがとんでもない人物。この人の経営委員辞任を求める署名活動を始めます。念のためですが、経営委員長辞任ではおさまらない。経営委員を辞めなさい、ということなのです。

 辞任を求める直接の理由は、この人の露骨な番組制作の妨害行為。明らかな、放送法違反の違法行為です。この人の「クローズアップ現代+」の番組潰しが、到底経営委員としての資格を認めがたいのです。

 「クローズアップ現代+」は2018年 4 月に、日本郵政の悪徳商法を番組に取りあげました。日本郵政は、職員に過酷なノルマを課し、詐欺同然のやり方でかんぽ保険等の不正販売を続けてきたのです。NHKの現場スタッフは、これ以上の消費者被害を出さぬよう、視聴者に警告を発する立派な番組を制作し放送しました。そして、その上で続編の制作に向けて取材を続けていました。

 ところが、あろうことか、当時NHK経営委員会の委員長代行であった森下俊三氏は、さらなる不正の発覚を恐れた日本郵政の不当な要求を取り次いで、「クロ現+」の番組の取材と編集に露骨に干渉し、続編の制作を妨害する発言をしたのです。

 信じがたい経営委員としての任務違背の違法行為。彼の頭の中のNHKとは、上命下服の指揮系統だけの存在で、政治的権力や社会的強者、あるいは不正不当を批判するジャーナリズムの神髄への理解は皆無なのです。

 そもそも「放送法」は、番組の制作と経営とを分離し、経営委員が個別の番組の編集に関与したり、干渉したりする行為を禁じています。にもかかわらず、森下氏は「クロ現+」が続編制作のための取材を続けていたことを知りながら、経営委員会の席上その取材方法を公然と非難する発言を行い、上田良一会長(当時)への厳重注意決議を成立させるまでして、番組制作を妨害しました。

 その森下氏が現在のNHK経営委員長ですが、当時の行為についての反省はありません。事実関係の大筋は認めながら、「放送が終わった番組について感想を述べたまでで、干渉はしていない」と開き直っています。ことここに至っては、森下氏の経営委員としての不適格は明らかであるだけでなく、このような郵政への忖度志向人物が、政権から独立したNHKの姿勢を堅持できるとは、到底考えられません。

 以上のとおり、森下氏はNHK経営委員長としてばかりか、NHK経営委員としても不適格であることは明らかですから、私たちは、NHKの自主自律、番組編集の自由を守るために、森下俊三氏に、経営委員の辞任を求めます。

 署名用紙は、下記のとおりです。

*署名の第一次集約日:2020年月 4 月 5 日 (日)

 第二次集約日:2020年 4 月30日 (木) 必着
 
*署名は用紙かネットのいずれかでお送りください。
・用紙の郵送先:
 〒285-0858 千葉県佐倉市ユーカリが丘 2-1-8
 佐倉ユーカリが丘郵便局留
 「森下経営委員の辞任を求める署名運動の会 醍醐 聰」宛て
・署名用紙のダウンロードは→ http://bit.ly/33gfSET から。
*ネット署名: http://bit.ly/2TM7pGj
 <以下はネット署名です>のところに記入して「送信」をクリック。
  メッセージもお願いします。
*この署名に関するお問い合わせは、
 メール:kikime3025-dame18@yahoo.co.jp へ

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2020年3月16日    


NHK経営委員長
森下俊三 様
放送法を踏みにじり、NHKの番組制作を妨害した森下俊三氏のNHK経営委員辞任を求めます

 呼びかけ団体 (2020年 3 月16日、11時現在)

NHKとメディアを考える滋賀連絡会 / NHKとメディアを考える東海の会 / NHK問題大阪連絡会 / NHK・メディアを考える京都の会 / NHK問題を考える奈良の会 / NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ / 「日本郵政と経営委首脳によるNHK攻撃の構図を考える11.5シンポジウム」実行委員会 / NHKとメディアを語ろう・福島/NHKとメディアを考える会(兵庫) / 表現の自由を市民の手に 全国ネットワーク/NHK問題を考える岡山の会 / NHK問題を考える会・さいたま / 政府から独立したNHKをめざす広島の会 / 放送を語る会/時を見つめる会 / NHKをただす所沢市民の会 / NHKとメディアの今を考える会 / NHKを考える福岡の会 / NHKを考えるふくい市民の会

 日本郵政は職員に過酷なノルマを課し、詐欺同然のやり方でかんぽ保険等の不正販売を続けてきました。2018年4月、NHKの「クローズアップ現代+」はこの件を取り上げて視聴者に警鐘を鳴らすとともに続編の制作に向けて取材を続けていました。
 ところが、あろうことか、当時NHK経営委員会の委員長代行であった森下俊三氏は、さらなる不正の発覚を恐れた日本郵政の不当な要求を取り次いで、「クロ現+」の番組の取材と編集に露骨に干渉し、続編の制作を妨害する発言をしていた事実が明るみに出ました。
 そもそも「放送法」は、番組の制作と経営とを分離し、経営委員が個別の番組の編集に関与したり、干渉したりする行為を禁じています。にもかかわらず、森下氏は「クロ現+」が続編制作のための取材を続けていたことを知りながら、経営委員会の席上その取材方法を公然と非難する発言を行い、上田良一会長(当時)への厳重注意決議を成立させるまでして、番組制作を妨害したのです。
 現在、森下氏はNHK経営委員長に就任していますが、当時の行為についての反省はなく、「放送が終わった番組について感想を述べたまでで、干渉はしていない」と強弁し、居直っています。ことここに至っては、森下氏の経営委員としての不適格は明らかと指摘せざるを得ません。
 そこで、私たちは森下俊三氏に以下のことを求めます。
 森下俊三氏は直ちにNHK経営委員を辞任すること

 私は上の求めに賛同し、以下のとおり署名します。

 氏  名      住     所
 

(2020年 3 月16日)

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