「憲法改正手続法 (国民投票法・改憲手続法) の審議の行く末はいかに?!」

(続くかどうか分かりませんが (連載ものを書き続けるのはとても苦手)、せっかく、この半年間、期間限定で憲法調査特別委員会を連続して傍聴し、 国会周辺をうろちょろするので、国会速報を書ける時に書き続けようと思います。)
携帯用ページを作りましたのでご利用ください。
  http://www.news-pj.net/kenpoushingi/i/

憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.10

2007.3.20 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
★★★★★★★★★★
  公聴会 (3/22)の公述人決定 今のところ政党推薦のみ!
     一般公募の声を聞かないってどういうこと?!
        もっと公聴会を開催させ、みんなで公述人に応募しよう!

★★★★★★★★★

●速報
  15日に強行採決で決定された公聴会が、22日9時〜17時 (12〜14時休憩・東京・国会内) 開催される。意見聴取が決定された公述人は、下記の6人。

中央選挙管理会委員長 浅野大三郎さん (私の調査不足で推薦党不明)
東京慈恵会医科大学教授 小澤 隆一さん (共産党推薦)
法政大学法学部教授 江橋  崇 さん (公明党!!!推薦)
政策研究大学院大学助教授 本田 雅俊さん (私の調査不足で推薦党不明)
前衆議院議員・JPU総研特別研究員 山花 郁夫さん (民主党推薦)
国際経済研究所代表 高田  健さん (社民党推薦)

  全て、政党推薦のみ。13人の公募があったのに全て不採用。国民の声を聞かないなんて、どういうこと?!

●もっと公聴会を!
  公募の方々の声を聞くべきと、現在、野党が圧力をかけており、28日に地方で同時に二カ所、5日に東京で再度一回、公聴会をやるかも。
  応募した13人のおかげです。応募に平日二日間しかなかった (15日に決まって土日挟んだ19日正午に締切!!) のに、 応募した13人の方、本当にすばらしい!

  さらなる公聴会の開催の有無は、22日の公聴会直前、8時50分から開かれる憲法特委で決定されます。 もし地方公聴会が開催されることになれば、再度、公述人の応募がなされますので、その際には、みなさま、ぜひ、
公述人にドシドシ応募してください

  公述人の応募が続き、公聴会をたくさん開催しなければならないようにしたい。
  実際に、私の実感として、私たちから国会に声を運ばないと、国会の中から外の声を聞こうとはしてくれないので、公述人に応募することは大変に意味のあることです。

  22日の10時頃には、衆議院・憲法調査特別委員会のホームページに募集のお知らせがでますので、チェックして応募を!

  なお、地方2カ所での開催が同日開催というのは、別の日にすると強行採決の日程が後ろにずれてしまうから。 衆議院は通過できても、参議院での今国会通過ができなくなるからです。この点で、公聴会の一日でも多くのさらなる開催が、今国会通過阻止にも繋がります。

  22日の公聴会傍聴希望の方への情報は次号に (20:00)。

本日の衆議院議員面会所での集会の様子です。場所がとても狭いのですが、 その場所に所狭しと180人の人が集まって、強行採決に抗議の声を上げました。
2007.3.15 猿田

 



憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.9

2007.3.15 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
★★★★★★★★★★
3月15日 10時50分
  与党強行採決。中央での、1回だけの、公聴会開催を決定!!!
★★★★★★★★★

●速報
  民主党の着席ない中、自民、公明のみで、一回だけの公聴会開催を、強行採決。
  公聴会の回数を2回にしろとの要望すら飲まず、怒声の飛ぶ中、強行採決した。
  与党は、本気で、3月中に通すつもりである。

  おって詳細は流します。(11:00)


憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.8

2007.3.14 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
★危険度最大級★★★★★★★★★★
 ●●15日午前9時に国会へ駆けつけて下さい!!!
●●


 3月15日午前9時半から、憲法特委が職権で開催へ!
     公聴会開催を強行採決し、
         22日に3時間だけの東京で1回だけの公聴会を開催
              3月末にも法案の強行採決の公算再び大

★★★★★★★★★
明日、午前9時に国会に来てください!!!
  衆議院議員面会室で、午前9時に傍聴券を配布します。強行採決がされそうになっている委員会会場に、みなで直接思いを運びましょう。 残念ながらいつも傍聴席はすいているのです。国民に興味がなければ、強行採決は避けられません。
  9時30分からから3分だけで委員会は終わる予定です (公聴会の強行採決をするためだけの委員会だから)。延びても、自由に退席できます。 ですから、みなさま、3分だけ傍聴に来てください!

速報
  安倍首相の 「5月3日までの法案成立にこだわらない」 との発言で「少し延びたか」と思っている場合ではない。14日午後、憲法特委の理事懇が開催された。 その中で委員会開催が決定できなかったにもかかわらず、与党は再び委員長職権で、15日午前9時半から憲法特委を開催し、 公聴会開催を強行採決する予定を組んだ。22日に公聴会を東京で3時間だけ開催、29日に委員会強行採決・30日本会議強行採決の可能性が再び高まってきた。

  この1週間、公明党の柔軟な姿勢を強く期待してきたが、今日の理事懇では、民主党が応じないのにもかかわらず、再び職権で (話し合いではなく、 与党が強引に) 明日の委員会の開催を決定したことから、与党はよほどの強硬姿勢にある。

  先週8日は、委員長職権で委員会が開かれようとしたが、公明党が強行採決を嫌い、また、民主党が対決姿勢を見せて、自民党が強硬姿勢を貫けず、 委員会は結局休会となった。しかし、同じことを2週連続で行うために、自民党が職権発動を繰り返すはずはない。 明日は本当に強行採決が実行されてしまいそうです。

みなさん、国会に来て下さい!!!!

「声を上げよう!」 お知らせ。「国民投票法反対!院内集会」開催。
3月20日(火) 衆議院第2議員会館第4会議室 16時〜18時
3月28日(水) 衆議院第1議員会館第4会議室 16時〜18時

本日の集会においで頂いた方、ありがとうございました。次々に繰り出していきましょう。

もう、結構、ほんとにギリギリの所まで来ています。


憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.7

2007.3.13 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
★★★★★★★★★
明日、3月14日16時から、憲法特委・理事懇の招集
公明党に「選挙に配慮した慎重審議の姿勢」を強く求める運動を!

★★★★★★★★★

●「声を上げよう!」 お知らせ
明日(14日)、理事懇と同じ時間に「国民投票法反対!院内集会」開催。
鈴木宗男議員、森達也さん、吉田司さん、佐高信さん出席決定。ご参加ください。
3月14日(水)衆議院第2議員会館第1会議室 16時〜18時
(第 2回 3月20日(火) 衆議院第2議員会館第4会議室 16時〜18時)
(第 3回 3月28日(水) 衆議院第1議員会館第4会議室 16時〜18時)

●速報
  明日 (14日) 4時から憲法特委の理事懇が設定された。民主が協議に応じれば、今後の審議日程が決定され、衆議院採決が4月冒頭ということもあり得る。 また、公明党が地方選挙 (4月8日) に配慮をし、強行採決を避けているが、その姿勢が崩れれば、やはり4月冒頭強行採決もあり得る。 安倍首相から 「5月3日までの成立にこだわらない」との発言がなされたが、理事懇は招集され、成立に向けての手はずは着々と取られている。 一刻の猶予も許されない。

  今、一番のキーを握っているのは公明党。公明党はそもそも平和の党であり、強行採決などしたら、地方選にどんな影響を与えるか。 みなさま、ぜひ、この1週間は公明党中心に訴えかけをお願いします。衆議院議員はもちろん、7月改選の参議院議員に訴えかけるのも良いですね。

  また、民主党は、「法案の対象を 『国政の重要問題』 も含むとする点まで含め、 民主党案を全て与党が飲まない限り、成立は許さない」 という姿勢を保っている (本日夕方時点)。民主党の軸が再びぶれないように、 民主党にも声援を送りたい。自民党の憲法改正を実現する道筋に、野党第一党が協力してどうする!

  さて、世論調査で、国民投票法の成立を期待する方が多かったとの結果が出たようですが、 その賛成派は、この法律の詳細を知らないで投票したのであろうと、勝手に、しかし、自信をもって推測いたします。

(おまけ) 毎日メルマガを書いていて、審議日程や政治家の発言等、昨日書いたことと全く違うことを書かなければならなかったりして、 私自身が、「昨日、あんなに力入れて書いたのは何だったのだろうか」 と恥ずかしくなったりしています。 つまり・・・、重大な事項がいとも簡単にすごい速さで決まっていく点にも驚くし、昨日まで言っていたことと全く違うことを、 何食わぬ顔で言ってのけてしまう一部の議員にも、本当に驚かされます。(23:58)


憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.6

2007.3.12 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
★★★★★★★★★
地方選への影響を恐れ、強行採決が4月以降にずれ込むか
  → 反対運動のチャンス! ★こんなことやろうよ・反対運動特集号★

★★★★★★★★★

  強行採決を見送った8日が過ぎ、22日に公聴会、30日には本会議採決といわれてきた国民投票法であったが、地方選挙 (第一弾4月8日) を踏まえて、 公明党が慎重になった。報道によれば、4月8日前の与党のみの強行採決は避けるよう自民党に求めたとのことである。 確かに3月8日の委員会でも、自民党が着席する中で、公明党は着席していなかった。そもそもの理念からすれば公明党も自民党案の改憲には大反対のはず。 このまま、党のそもそもの理念を全うすべく、存在意義を示し続けて欲しい。

  しかし 「少し延びるかも」 とホッとしている場合ではありません。既定路線から2週間ずれただけです。この間に、国会議員に反対の声を伝えましょう。

●●国会へGO! 「国民投票法反対・院内集会・連続開催!!!」
第 1回 3月14日(水) 衆議院第2議員会館第1会議室
第 2回 3月20日(火) 衆議院第2議員会館第4会議室
第 3回 3月28日(水) 衆議院第1議員会館第4会議室

いずれも16時開始〜18時終了予定
*地下鉄・国会議事堂前駅か永田町駅が最寄り
参加費 無料(入場者数に限度あり。会館入り口にて入館許可証を配布)

  私が事務局長をしている 「憲法行脚の会」 で、院内集会を企画しました。「行脚の会」 なんて知らない、という方も、おいで頂いたことのある方も、 法案に反対の方はどなたでもおいで下さい。 手っ取り早く「行脚の会」で呼びかけることになったのですが、反対の声を上げる一機会として、多くの皆様・団体の方においで頂いて、 大きな声を伝える機会にしたいと思っています。当日は、佐高信 (評論家) ら行脚の会の呼びかけ人を初め、党を問わず法案成立に反対している国会議員や、 各界の方に出席をお願いしています。問い合わせは ペンの事務所気付 「憲法行脚の会」 まで。
TEL 03-5804-3210  e-mail   kenpou.a@nifty.com

●●ファックスでも反対の声を届けてください!
安倍晋三 首相      FAX:03-3508-3602
公明党 太田昭宏代表 FAX:03-3592-1019

ファックスは、議員に直接届きますから有効です。メールだと簡単に送れる分、送られてくる方も簡単に無視できるようです。 お手間ですが、ファックスをお送り下さい。

●●ヒューマンチェーンにご参加を
3月12日には、18:30〜衆院第二議員会館前をセンターにした 「STOP! 改憲手続き法 国会へ行こうアクション」 もあります。
鳴り物を持って、国会に押しかけましょう。

●●他
東京の宣伝ばかりですみません。東京以外の方でも、地元出身議員へのファックス・面会などを通じて、反対意見を届けてください。 また、メディアへのファックスや投書もお願いします。

とにかく、動くしかない。
私たちの憲法は、私たちで守るべし。
頑張りましょう。(04:44)


憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.5

2007.3.8 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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3月8日午後は憲法調査特別委員会は開かれず
    さらなる対決姿勢で委員会開催阻止に向けて民主党がんばれ!!

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(速報)
  3月8日午前に一度閉会となり、午後2時からの再会が危ぶまれた憲法調査特別委員会は、本日 (3月8日) は再開されないことと決定。
  すなわち、本日は、公聴会の開催も決定されなかった。

  もっとも、予断は許されない。
  今後の流れは、再度、同委員会の理事懇の招集がなされるか否かによる。

  与党に真っ向から立ち向かおうとしている民主党への盛大な支援と、与党のみの強行採決を許させない世論の喚起が急がれます。 また、公明党の議員のみなさまに、現時点でも 「慎重審議を求める」 と述べている公明党のそのトーンを、 もっともっともっともっと大きな声にするように呼びかけて下さい。
(14:33)

憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.4

2007.3.8 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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   3月8日午後2時以降に、公聴会開催の強行採決は持ち越しか。
                   憲特委員会、午前11時前に、一時休会。

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(傍聴記)
  8日午前9時30分、委員長職権で強行に開催が決定された憲法調査特別委員会の会場は、 自民党から普段は全然出席しない議員も含めほぼ全員の委員が顔を並べる。野党は民主党も含め、議場には入らず。

  話し合いもしないで、強行採決に踏み切ることでの批判を恐れてか、自民党が午前は強行採決せず、理事懇が開かれ、午前11時少し前に休会。
  午後2時過ぎに再会の可能性有り。

  強行採決の日には、(委員会のメンバーなのに) 普段全然顔も見ない議員がたくさん招集される。
  自民党の席だけが埋まる議場では、開会と強行採決の瞬間を待つ議員たちが談笑し、笑い声も時々上がっていた。
  乱闘騒ぎが予想され(というか、予定されというか)、委員以外の多くの議員も与野党ともに議場の周りで待機している。(11:28)


憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.3

2007.3.7 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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民・共・社が反対したにもかかわらず、
     3月15日の3時間だけの (!) 公聴会を開催するために
            委員長職権で(!)、3月8日に憲法調査特別委開催
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
  今日は安倍首相が、三権分立を無視してでも、「5月3日までに、国民投票法成立!!」 という意思がさらに明白になった日であった。

  3月7日午後、憲特委の理事懇が開催され、与党から15日の公聴会開催の提案あり (すなわち、国会内での議論は終了させたいとの提案)。
  予算審議の強引さ等で既に怒っている民主党が、この憲法特委での与党の強硬さに強く反発。
  「内閣 (安倍晋三首相) が国会に介入するような審議には納得がいかない」 と、民・共・社ともに退席。
  つまり理事懇で審議日程は決まらず、明日の委員会は開かれないことになる予定であった。

  にもかかわらず、なんと、与党は、委員長職権で、委員会開催決定。 与党が3月15日の3時間だけの公聴会を開催するため (その後22日に委員会採決)、3月8日(木) 午前9時30分から委員会を開催することに決定。

  そんなこと、いままでの国会の憲法問題に関する議論で、職権で強行に開催を決定したことなどなかった。 「憲法と刺し違えてでも、憲法を改正する」 という安倍政権の色がありあり。

  あまりの与党の強引さに、衆議院の民主党内も、与党に慎重審議を求める姿勢が出てきた。頑張れ、民主党。民主党にエールを送り続けなければ。

  「許すな!憲法改悪・市民連絡会」 の高田さんから、声を上げる機会を頂きました。参加できる方は是非是非ご参加を

(以下転載)

衆議院議員会館集会 (5・3憲法集会実行委員会主催) にぜひ、結集を!

  高田健@許すな!憲法改悪・市民連絡会です。
  長文、重複送信をお許しください。転送を歓迎します。
  朝日など、各紙は与党が8日に憲法特を強行し、15日公聴会、22日衆院憲法特採決、23日本会議採決という日程を報道しています。
  安倍内閣はいよいよその地金を剥き出しにして、強行採決に踏み切ろうとしています。

  明日、8日の衆院議面集会 (5・3憲法集会実行委員会主催) にぜひ、結集を! 12:15〜衆院議員面会所 (地下鉄国会議事堂前駅下車3分)。   そして、今後のたたかいの方向を共有したいと思います。

  12日は18:30〜衆院第二議員会館前をセンターにした 「STOP! 改憲手続き法 国会へ行こうアクション」 があります。
  ヒューマン・チェーンです (呼びかけ人も募集中です。詳しくは市民連絡会のサイトをご覧下さい)。一人でも多くの皆さんの参加を呼びかけます。


憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.2

2007.3.6 〜弁護士 猿田佐世〜 ■

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3月7日憲法調査特別委・理事懇が召集され、15日にも公聴会開催か?
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  予算が衆議院で終了し、3月6日には、自民党から7日に憲法特別委の理事懇を開催したいと召集がかかった。 理事懇が開催されるということの意味は、採決までも含む今後の審議予定が決定されるということ。
  前回の理事懇(2月21日)で、自民党からの公聴会開催の提案を持ち帰った民主党が、7日の理事懇開催に応じなければ採決は先になるが、 理事懇が開催されるとなると、翌8日に特別委が開催され、15日には公聴会開催・公聴会終了、早ければ22日には採決という早急な展開もありうる (委員会開催は木曜)。 【以上要旨】

  あと、数日、長くて数週間の勝負。

  前回の理事会 (2月21日)では、自民党が公聴会の開催を提案、民主が持ち帰った。国会素人の私は 「公聴会」 といったら、国民の声を広く、 あちこちで聞いてくれるから、公聴会をやるなら3ヶ月くらい採決は延びるのかなーなんて、のんびりしたことを思っていたが、どっこい、公聴会というものは、 やる気になったら開催を決定してから 1週間で終了できちゃうものらしい。しかも、参加・傍聴できるのは、 国会議席数にあわせて各党に割り当てられたチケットをもらった人だけ。そうすると、与党からチケットをもらった人が3分の2以上参加する公聴会・・・。

  国民投票法案では、憲法改正の発議から国民投票までの期間が 「60日から180日」となっていて、それに対し私は、 「短すぎて、改正賛成・反対のイベントなんて出来やしない」 「イベントやったことない人が法案書いてるんじゃないの?」 とか、ぶうぶう言ってきた (今でも言っている)。 でも、お上というのは、1、2週間で公聴会を数回やってしまって、そして終了。それをもって、「国民の声を聞いた」 ことにしてしまうのだから、空恐ろしい。

   おーい、国民って誰だー?!   意見聞く気あるのかー?!

  いよいよ、国会が、動き始めてしまったので、速報を連続して書くことになってしまいそうです。 みなさまも、各地で動きを作ってください! みなさまの選挙区の、心ある民主党や公明党 (!) の議員を励ましに行ってください。
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憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.1

2007.2.17 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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国民投票法(案)が、再来週にも強行採決?!!!!!
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  という噂が飛んでいます。なんてこっちゃ。

  もっとも、安倍首相だけではなく、民主党でこの法案について中心となって動いている枝野議員までも、「5月3日までの国民投票法の成立を期待!」(昨年の 12月14日の憲法調査特別委員会) と発言をしているため、再来週の採決も大いにありうるかもしれません。

  この2月15日には、審議日程を決める (つまり強行採決の日程を決める) 委員会の理事会の開催を枝野議員から求めたという話も耳にしました。
  結局開催には至りませんでしたが、このことは、つまり、枝野議員 (民主党) から積極的に成立を求めているということです。

  そんな法案はいらないという考え方も多く、それに私も賛同しますが、もっとも、そうでないとしても、 憲法という国の基本中の基本の法律を決めるための法律なのだからもっと慎重審議を! と声を大にして言いたいです。

  民主党の内部は、今、成立させたい派とそうでない派が分かれていますが、そうでない派も衆議院民主党では、 どうも、議論を枝野議員に任せていたので反対意見が出しにくいよう。そんな遠慮はご無用で、国の大事な憲法を決める法律なのだからと、 みなさま、民主党の心ある議員の後押しをお願いします。

  「憲法が争点になったら民主党は参議院選まずいんじゃないの? せっかく追い風吹いているのに、ここで安倍さんのストーリーに乗る気ですか?」 って。

  委員会の外で、政治家数人での多くの点について法案のすりあわせが終わったといわれていますが、法案には、たくさんの問題点があります。
  その問題点については、第二東京弁護士会が作成した一覧表を見て下さい。

  (例えば、一つ。最低投票率の規定もない! 投票に行く人が少なくて、全国民の20%以下の国民の賛成で決まってしまうということもあり得ます。 (小学校40人のクラスなら8人!))

  全国の 「9条の会」 を初めとする護憲の集まりのみなさまも!
  9条はもちろん大事で、その大切さを広める運動も大変大事ですが、ぜひ、このしばらくの期間は、国民投票法に集中して反対運動、 慎重審議を求める運動を巻き起こして下さい!

  ……政治をちょっとだけのぞくと、誰か偉い人が、ホンのちょっと何か言うと簡単に決まる、たくさんの人生が振り回される、という場面をちょくちょく見ます。
  素人から見るとほんとにこんなんでいいの? って感じです。そんなびっくりな状況を、また、(筆が続けば) ご報告します。がんばろ。

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