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鼎談 米田綱路×鎌田 慧×梓澤和幸 吉田調書報道、沖縄

2015年5月5日

第一部 鎌田慧さんに聞く『いいがかり――原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走』(七つ森書館)

昨年5月20日の朝日新聞に掲載された「吉田調書」スクープ記事は、福島第一原発の吉田昌郎所長(当時)から政府事故調が聞き取り、秘匿されていた「吉田調書」を明るみに出した。東日本大震災で原発から九割の所員が去り、原発が制御不能状態に陥っていた事実を暴いたのである。ところが朝日新聞は一転、記事全文を取り消すに至った。

この記事取り消し事件をめぐって、先ごろ『いいがかり――原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走』(七つ森書館)が刊行された。ジャーナリスト、研究者、弁護士など60人以上が寄稿し、それぞれの視点から事件を検証したドキュメントである。

本書をめぐって、編集代表の一人であるルポライターの鎌田慧さん、寄稿者の一人でNPJ代表の梓澤和幸弁護士に話を聞いた。

第二部 鎌田慧さんに聞く、沖縄・辺野古の基地建設反対運動と『反国家のちから』(七つ森書館)

4月28日、安倍首相はワシントンでの日米首脳会談で、沖縄県名護市辺野古での基地建設を進める考えを改めて強調した。日本政府は、建設に反対する沖縄の民意を無視し、踏みにじって工事を続ける態度を崩さない。辺野古のキャンプ・シュワブのゲート前で、建設予定地の海上で、いまこの瞬間も抗議行動が行われている。国家の強権に抗する、自立の思想と行動が、いままさに問われている。

先ごろ刊行された鎌田慧さんの『反国家の力』(七つ森書館)には、昨年11月の沖縄知事選挙前後のルポルタージュが収録されている。40年にわたって沖縄を取材し続けてきた鎌田さんに、本書を手がかりに話をうかがった。

同時に、議会多数派の力を背景に「法治国家」を振りかざし、沖縄の民意を蔑ろにし続ける政府の問題点について、法律家の立場から梓澤和幸弁護士にも話を聞いた。

聞き手・米田綱路(書評ライター)

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