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「安保関連法案は違憲」と学者ら300人が表明

寄稿:池田龍夫

2015年8月30日

参院特別委で審議中の安全保障関連法案を巡って、元最高裁判事や元内閣法制局長官、憲法学者など法律の専門家ら約300人が8月28日、弁護士会館に集まり、法案を「違憲」と指摘した上で、反対を表明した。

出席者の1人、中野晃一上智大学教授は「法曹、憲法学の最高権威が並んだ。こんな場は見たことがない」と評した。終戦時9歳だった元最高裁判事の浜田邦夫さんは「戦後民主主意教育の第一陣と自負する世代として容認できない」と安保法案の廃案を熱っぽく求めた。

また、全国の大学で教員や卒業生らがつくる「有志の会」も26日都内で記者会見。現時点で少なくとも108の大学が反対声明を出しており、この日の集会には80大学から教員ら280人が集まった。

安保関連法案反対のウネリは、婦人層など全国に拡大しており、安倍政権も適切な対応が求められている。

池田龍夫 (いけだ・たつお) 毎日新聞OB。

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