「憲法改正手続法 (国民投票法・改憲手続法) の審議の行く末はいかに?!」
(続くかどうか分かりませんが (連載ものを書き続けるのはとても苦手)、せっかく、この半年間、期間限定で憲法調査特別委員会を連続して傍聴し、
国会周辺をうろちょろするので、国会速報を書ける時に書き続けようと思います。)
携帯用ページを作りましたのでご利用ください。 http://www.news-pj.net/kenpoushingi/i/
■憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.20
2007.4.5 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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★★★★★★★★
●緊急アンケート「どのくらい知っていますか“国民投票法(案)”」が
全国21箇所(総回答者1247名)で実施(皆様! ありがとうございます)
●審議が尽くされていないとする人が、尽くされたとする人の約15倍。
「審議が尽くされていない」「分からない」が合わせて、約92%
●周知期間一つとっても、法案の内容を理解しているのは、わずか11%。
大多数の国民が、法案を知らない
●最低投票率の導入が強く求められた
★★★★★★★★★
●ここ4日間くらいで、全国の皆様がご協力くださいました。本当に本当にありがとうございました。引き続き、よろしくお願いします。詳細は下記↓
今、4月5日の東京公聴会の真っ只中で、このアンケートを使うべく努力中です。
午前中の公聴会では、民主党議員からも公聴会を47都道府県でやりなさい! という声がでていました。
唯一ともいえる与党案賛成者の百地公述人からも、この法案について説明責任が果たされていない、との発言もありました。詳細はまた。
●緊急アンケート実施
3月28日、大阪と新潟で行われた憲法改正手続法案についての公聴会に平行して、同日、大阪 (難波・京橋・梅田) と新潟 (新潟駅前) で街頭調査が実施された。
その後、4月4日までの約1週間、全国21箇所 (新潟と大阪含む。*実施した場所は末尾に掲載。) で共通の設問による街頭調査が行われた。
主催は、弁護士や学生他からなる「国民のための国民投票法を考える会」。
なお、このアンケートは引き続き、全国各地で行われる予定である。
質問事項と集計結果については別紙の通り (総回答者1247名)。
集計結果 → http://www.news-pj.net/kenpoushingi/20070404-kekka.pdf
アンケート内容 → http://www.news-pj.net/kenpoushingi/20070404-ank.pdf
■街頭調査では、同法案についての審議が尽くされていないとする人 (回答中65%・806人)が、審議が尽くされたとする人 (回答中4%・54人) を大幅に上回った。
アンケートを採る際、改憲すべきなので国民投票法は必要との意見を述べた人からも 「法案について国民に知らせて国民の間で議論すべき」 という意見が目立った。
また、そもそも法案について知らない人が多いことからも、「分からない」との回答数も多 く(回答中27%、337人)、
「審議が尽くされていない」 「分からない」 が合わせて約92%という極めて高い数字が出た。
4月半ばにも衆議院で採決と報道される同法案であるが、十分な審議が強く望まれている。
■周知期間一つとっても、法案の内容を理解しているのは、わずか11%にすぎない。ほとんどの国民が、法案の内容を知らない。
■「総有権者の過半数」 で憲法改正と、考えている人が多いことも分かった。
どのくらいの賛成があれば憲法を改正できるとするのがいいか、という問いには、多くが有権者の過半数と回答した。
憲法改正が認められる場合を「総有権者の過半数」とするか(最低得票率)、せめて、総有権者の3分の2以上等の最低投票率の定めを設ける必要がある。
■憲法という国で一番重要な規範を改正するための手続法について、大多数の人が法案の中身を知らず、審議が尽くされていないと考えていることが分かった。
調査を担当した赤木俊之弁護士 (和歌山) は、「法案の中身について、全く知らない人がほとんどであった。
また、国民投票法案といっても、憲法を改正するための国民投票についてのものであることを認識している人も多いとはいえず、アンケートを採る際、
憲法を改正するための法案であることを説明すると、びっくりしていた人も少なからずいた。
国会で 「国民投票法案」 という名の法案が審議されているということは知っていても、その中身が分からず、また、その意味も分からないという国民不在の状態で、
国民投票法案を成立させることには大きな疑問が残る」と述べた。
「国民のための国民投票法を考える会」
代表世話人 弁護士 猿田 佐世
同 弁護士 田場 暁生
*アンケートを実施した場所(2007年4月4日現在)
・高崎、水戸、東京(池袋、銀座、本郷、練馬、蒲田)、新潟、岐阜、静岡、京都、大阪(京橋、難波、梅田)、大津、和歌山、山口(萩・美祢)、福岡
(12:27)
■憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.19
2007.4.3 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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★★★★★★★★
●結果を公述人に国会にお持ちいただけることになりました!
全国的に、第一弾・明日までに、緊急・街頭アンケート実施を!
●4月5日の公聴会傍聴人の方、集合時間、午後について訂正
★★★★★★★★★
●先ほどお送りした通信で、4月5日の公聴会の午後の集合時間を間違えました。すみません。
午後の部は1時〜なので、集合時間は12時30分です。下記↓に、公聴会の傍聴についての部分だけ、訂正したものを再送します。
●公聴会の公述人に街頭アンケートを国会まで直接、お持ちいただけることになりました。みなさま、是非とも、全国で街頭アンケートを実施してください。
猿田への結果の送付は、明日 (4月4日) の5時とは言わず、夜10時くらいまでで構いませんので。
→ info_kokumintohyo@mac.com(猿田宛メールはこちらへ)
母数が大きい方が、影響力があります。お願いします!
●4月5日の公聴会をみんなで傍聴に行きましょう!
初めて、私たち市民から選ばれた公述人が意見を言えます。みんなで応援に行きましょう。また傍聴席を埋め尽くして私たちのメッセージを伝えましょう!
希望の方に辻元清美衆議院議員の事務所のお手伝いで傍聴いただけることになりました (いつもすみません)。
1 事前申込
傍聴希望の方は、4月4日午後5時までに、名前、住所、電話番号、年令、職業を明記の上、「4月5日の公聴会傍聴希望」 として、
辻本清美議員の議員会館の事務所宛てに、ファックスしてください (FAX 03-3508-3855)。
午前の傍聴が希望なのか、午後か、それとも一日かも明記してください。
2 当日
公聴会は 4月5日 9時〜12時 1時〜4時 (12時〜1時は休憩)です。
午前に参加される方は、8時30分までに
午後に参加される方は、「12時30分までに」
国会議事堂・衆議院議員面会所に集合してください。
途中退席はかまいませんが、再度入ることはできません。
(19:17)
■憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.18
2007.4.3 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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★★★★★★★★
●公述人に、異例の多数応募 124名!
与党案賛成者は2人のみ!
与党案民主党案とも反対が 108人で87%
●公述人8人決定
●残りの 116人の声も聞くべく、東京・大阪・新潟以外の声も聞くべく、
さらに公聴会を開くよう求めよう!
★★★★★★★★★
●今やること
(1) 4月5日、東京公聴会を傍聴しよう。方法は下記↓
(2) 公聴会のさらなる開催を強く求めよう 方法は下記↓
(3) 街頭アンケートをやりませんか?公聴会でも使ってもらおう! 下記↓
●応募者の約9割が与党案・民主党案ともに反対!
4月5日の公聴会の応募人数は、最終的に124人。異例の多さからは、国民の興味の高さが伺える。124人中108人が両案共に反対の意見を表明した。
応募の内訳は以下の通り
・与党案賛成 0名
・民主党案賛成 2名
・両案賛成 2名
・与党案修正後賛成 1名
・民主党案修正後賛成 0名
・両案反対 108名
・その他 11名
●さらなる公聴会の開催を求めよう!
(1) 修正案での公聴会は開かれていない。
与党は3月27日、修正案を提出したが、4月5日の公聴会は修正前の案についての意見を問うものとして開かれるものである。
今のまま修正案で強行採決となると、意見を全く聞いていない案での採決となる。修正後の案については意見を聞く気がないの? 改めて公聴会を開くよう求めよう!
(2) 意見を言おうと勇気を持って応募をした116人の声が聞かれなければならない! (応募するの、勇気がいるんだよ。かなり。)
(3) 新潟・大阪で1日で各2時間だけ公聴会を開いて、「地方の声を聞いた」 などとするのは許されない。さらなる地方公聴会の開催を求めよう!
もちろん公聴会の回数を入れさせることで、じっくり審議をさせ今国会成立断念に繋げたいという気持ちはある。
あと2週も遅れれば、参議院で時間切れ。しかし、それだけではなく、根本的に国民の声は全く国会に伝わっていないというのがこの間の国会傍聴の感想である。
憲法特委の傍聴に行っていると、護憲派は国民の4%だけか? と錯覚に陥るくらい (委員50人のうち 「明確な」 護憲派は2人)、審議は一方的。
しかし、どれだけ偏った方法で世論調査が行われたとしても、4%なんて結果は出ない。多くの世論調査ではほぼ半々だったり、護憲派が多いという結果が出ることも。
国会は、勝手に進む。国民の声を届ける場が絶対的に必要である。公聴会の開催を、みなさん、強く求めて下さい!
衆議院憲法調査特別委員会事務局 (電話:03−3581−5563)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_osirase.htm
〒100-8960 東京都千代田区永田町1-7-1
●4月5日の公述人に選ばれた方は以下の8名
(午前)
日本大学法学部教授 百地 章さん
社団法人自由人権協会代表理事・弁護士 庭山正一郎さん
特定非営利活動法人Rights理事 小林 庸平さん
主婦 田辺 初枝さん
(午後)
大宮法科大学院大学法学研究科法務専攻 南部 義典さん
地方公務員 松繁 美和さん
元会社員 伊藤 勝久さん
弁護士 森川 文人さん
●街頭アンケート実施にご協力を!
新潟・大阪の公聴会と平行して両地で行われた街頭アンケートでは、審議が尽くされていないとする人が、尽くされたとする人の11倍以上いたり、
大多数の国民が法案を知らないことなどが、はっきりと数字で現れた。
→ http://www.news-pj.net/kenpoushingi/
引き続き、全国で、街頭アンケートを行いたいと思います。多ければ多いほど影響力が大きくなります。ご協力頂ける方は、私、猿田までご連絡下さい。
→ info_kokumintohyo@mac.com (猿田宛メールはこちらへ)
●4月5日の公聴会をみんなで傍聴に行きましょう!
初めて、私たち市民から選ばれた公述人が意見を言えます。みんなで応援に行きましょう。
また傍聴席を埋め尽くして私たちのメッセージを伝えましょう!
希望の方に辻元清美衆議院議員の事務所のお手伝いで傍聴いただけることになりました。(いつもすみません)
1 事前申込
傍聴希望の方は、4月4日午後5時までに、名前、住所、電話番号、年令、職業を明記の上、「4月5日の公聴会傍聴希望」 として、
辻本清美議員の議員会館の事務所宛てに、ファックスしてください (FAX 03-3508-3855)。
午前の傍聴が希望なのか、午後か、それとも一日かも明記してください。
2 当日
公聴会は 4月5日 9時〜12時 1時〜4時 (12時〜1時は休憩)です。
午前に参加される方は、8時30分までに
午後に参加される方は、13時30分までに
国会議事堂・衆議院議員面会所に集合してください。
途中退席はかまいませんが、再度入ることはできません。
●このメルマガの過去ログはこちら
→ http://www.news-pj.net/kenpoushingi/
→ http://kenpou.cocolog-nifty.com/angya/
→ http://www.nikkanberita.com/
憲法改正国民投票法についての詳細は、上記HPのほかに、下記もどうぞ
→ http://web.mac.com/volksabstimmung/
携帯でこのメルマガを見たい場合は携帯からこちらにアクセス
→ http://www.news-pj.net/kenpoushingi/i/
(16:32)
■憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.17
2007.3.31 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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★★★★★★★★
●地方10議会が、国民投票法反対の決議を採択!
●緊急・街頭アンケートを全国で行いませんか! ご協力を!
★★★★★★★★★
●今、やること
(1)全国・街頭アンケートを行おう! 詳細は下に↓
ツールは全てありますよ!あとは街に出るだけ!
(2)プラス東京・大阪・新潟以外の人は、衆議院憲法調査特別委員会事務局に連絡をして、「自分の地域でも公聴会を開け!」 と求める。
(電話:03−3581−5563)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_osirase.htm
〒100-8960 東京都千代田区永田町1−7−1
●このメルマガが携帯から見られるようになりました! 携帯から下記にアクセスしてください。携帯にこのメールを転送すると、ワンクリックで便利!
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●情勢
与党の修正案が提出され、3月29日の憲特委で修正案についての審議が開始された。民主党も近く民主党の修正案を提出するとの報道。
与党と民主党とでそれぞれが修正案を出したとしても、最低投票率について定めがなく、一部の国民だけで憲法が改正される点や、
公務員や先生 (教育者) が改憲・護憲について意見を言うだけで処分される可能性がある点、考える時間をゆっくり与えない点 (投票まで最短60日) など、
何にも改善されていない。両案とも 「国民不在の国民投票」 のままである。新潟・大阪の公聴会でも慎重審議が公述人から強く求められたにもかかわらず、
法案は、政争の具として用いられ続け、12日に強行採決という危険は全く変わらない。
●ではどうするか →■■■■街頭アンケート実施にご協力を!■■■■
新潟・大阪の公聴会と平行して両地で行われた街頭アンケートでは、審議が尽くされていないとする人が、尽くされたとする人の11倍以上いたり、
大多数の国民が法案を知らないことなどが、はっきりと数字で現れた。
→ http://www.news-pj.net/kenpoushingi/
全結果、アンケート内容については、以下をご覧下さい。
(PDFファイルで、共にA4、一枚です)。
全結果 → http://www.news-pj.net/kenpoushingi/20070328-kekka.pdf
アンケート内容 → http://www.news-pj.net/kenpoushingi/20070328-ank.pdf
結果は、憲法調査特別委員の議員全員に渡し、また、いくつかのマスコミにも、取り上げられた。
新潟・大阪では集計数が317であったが、さらに増えればより貴重な調査となり、国会・メディアにも取り上げられる。
アンケート実施場面をマスコミに報道してもらうこともできるし、街角宣伝にもできる。
ということで、全国で、街頭アンケートを行いたいと思います。既に何箇所からも協力の声をいただいていますが、多ければ多いほど影響力が大きくなります。
多くの皆様にご協力をお願いします。
なお、4月5日が公聴会であるため、できれば4月4日の午後7時までに行っていただきたいのですが、無理な方は、その後でも実施をお願いいたします!
(あまりにも期間がない!と思われるかもしれませんが、なんとも、政治は動きが早すぎる! のです・・・)
私宛、ご連絡いただきましたら、実施に必要となるグッズ (アンケート・マニュアル・集計表・リーフレット) をメールでお送りいたします (印刷はお願いします)。
やろうと思えば、1人からでも、1時間の空き時間でも出来ます。「ちょっとやってみよう!」 という方は、猿田までメールをください。よろしく〜!
→ info_kokumintohyo@mac.com
●10の地方議会が国民投票法案に反対の決議を採択!!!
なんと、10の地方議会が、「国民の理解や指示が十分に得られていない今、改正を前提にした 「国民投票法」 の制定は性急であり、
今通常国会での審議について反対する (北海道占冠村議会)」 などとして、国民投票法に反対の決議を挙げた。
決議を挙げたのは次の10地方議会。後に続くよう働きかけを!
北海道音威子府村議会・北海道占冠村議会・岡山県久米南町議会・高知県土佐市議会・高知県黒潮町議会・高知県大豊町議会・高知県南国市議会・
高知県須崎市議会・岡山県吉備中央町議会・高知県本山町議会
詳細は、↓
http://web.mac.com/volksabstimmung/
●公述人
4月5日の公述人の申し込みは約80人(正確な数字は週明けに)。週明けに採用が決定されます。「応募しました」 と多くの方からご報告いただきました。
ありがとうございました。もう少し数が延びるかと思ったのですが、まあ、国会で国会議員を前に話するなんて恐ろしすぎますよね。休めない仕事もあるでしょうし。
議員には、そんな中勇気を持って発言しようとしている80人の声をしっかり聴いていただきたいと思います。
「安倍は一国民としてこの法案の成立を支持しているに過ぎない」というのなら (3月29日委員会の葉梨自民党議員の発言)、
安倍さんと同じくらい私たちの意見も聴いてほしいものです。
●このメルマガの過去ログはこちら
→ http://www.news-pj.net/kenpoushingi/
→ http://kenpou.cocolog-nifty.com/angya/
→ http://www.nikkanberita.com/
憲法改正国民投票法についての詳細は、上記HPのほかに、下記もどうぞ
→ http://web.mac.com/volksabstimmung/http://web.mac.com/volksabstimmung/
(23:32)
■憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.16
2007.3.29(3.31更新) 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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★★★★★★★★
●4月5日公聴会には、あなたはもう応募しましたか? (30日正午締め)
●緊急街頭アンケートが3月28日新潟・大阪にて実施された!
・審議が尽くされていないとする人が、尽くされたとする人の11倍以上
「審議が尽くされていない」 「分からない」 が合わせて、約95%
・周知期間一つとっても、法案の内容を理解しているのは、わずか7%。
大多数の国民が、法案を知らない
・最低投票率の導入が強く求められた
・地方公聴会の存在すら知らない人が、9割以上
★★★★★★★★★
●今、すぐに!やること (引き続き)
(1)東京・大阪・新潟以外の人
下記に連絡をして、「自分の地域でも公聴会を開け!」 と求める。
(2)東京及び東京近郊の人
下記に、東京開催の4月5日の公聴会の公述人に応募する。
(3)新潟・大阪の方
下記に「どうして公聴会が公募じゃないんだ!公募の公聴会をもう一度開け!」 と求める。
(1〜3全ての連絡先)
議院憲法調査特別委員会事務局 (電話:03−3581−5563)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_osirase.htm
〒100-8960 東京都千代田区永田町1−7−1
衆議院憲法調査特別委員会及び憲法調査会事務局気付
日本国憲法に関する調査特別委員長 中山太郎殿
●緊急アンケート報告
3月28日、大阪と新潟で行われた憲法改正手続法案についての公聴会に平行して、大阪 (難波・京橋・梅田) と新潟 (新潟駅) で街頭調査が実施された。
主催は、弁護士や学生他からなる「国民のための国民投票法を考える会」。(回答数317)
質問事項と集計結果については↓
http://www.news-pj.net/kenpoushingi/
■街頭調査では、同法案についての審議が尽くされていないとする人 (回答中55%・176人)が、尽くされたとする人 (回答中5%・16人)の11倍以上いることがわかった。
国民投票法を必要と考える層からも 「議論が尽くされていない」 という答えが目立った。
また、そもそも法案について知らない人が多いことからも、「分からない」 との回答数も多く (回答数111人)、
「審議が尽くされていない」 「分からない」 が合わせて約95%という極めて高い数字が出た。
4月半ばにも衆議院で採決と報道される同法案であるが、慎重審議が強く望まれている。
■また、国民の声を広く聴くとして行われている地方公聴会にもかかわらず、現に地方公聴会の行われている地において、
公聴会の存在すら知らない人が、9割以上であった。
1日で大阪と新潟2カ所 (各わずか2時間) 回り、形を取り繕うためだけの、
国民不在の公聴会の開催は許されない。国民のための憲法改正手続であるためには、さらに公聴会を開催し、国民の声を広く聞く必要がある。
■周知期間一つとっても、法案の内容を理解しているのは、わずか7%にすぎない。ほとんどの国民が、法案の内容を知らない。
また、周知期間は最短60日とされていると正答を答えた人であっても、口々に「短すぎる」と述べていた。
周知期間の最短期間を、60日ではなく、国民が熟慮できるよう1年とするなど延長すべきである。
■「総有権者の過半数」 で憲法改正と、考えている人が多いことも分かった。街頭調査では、
「憲法では 「総有権者の過半数」 とされているのでは」 「総有権者の過半数とすべき」 と言う人が多かった。
憲法改正が認められる場合を 「総有権者の過半数」 とするか、せめて、総有権者の3分の2以上等の最低投票率の定めを設ける必要がある。
■憲法という国で一番重要な規範の一部であるこの手続法について、大多数の人が法案を知らず、審議が尽くされていないと考えていることが分かった。
調査を担当した田場暁生弁護士 (新潟) は、「これほど議論が尽くされていないとの回答が多いとは思わなかった。
アンケートをとる際、改憲の是非についても回答者と議論になったが、改憲派も護憲派も議論が尽くされていないと回答していた。
このような状態で法案を通すのは、改憲論議自体の正当性を失わせることになるといわざるを得ない」 と述べた。
■主催は「国民のための国民投票法を考える会」
(代表世話人:弁護士 猿田佐世
大阪 担当 : 弁護士 成見暁子
新潟 担当 : 弁護士 小淵真史)
■お礼
・・・主催の代表世話人に、私の名前を載せさせて頂きましたが、実際に、大阪と新潟でアンケートを実施して下さった方が一番大変であったに違いありません。
ご協力下さった方、本当にありがとうございました。
政治の動きは速すぎて、私たち市民にはなかなかついて行けませんが、頑張ってこれからも声を届けるべく動き続けていきたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
なお、アンケート結果は、衆議院憲法特委調査特別委員会のメンバー全員と、各マスコミに送付しました。
議員には平行して本日14時20分からの国会審議でも使って頂きたいとのお願いもしておきました。
全結果、アンケート内容については、以下をご覧下さい。
(PDFファイルで、共にA4、一枚です)。
全結果 → http://www.news-pj.net/kenpoushingi/20070328-kekka.pdf
アンケート内容 → http://www.news-pj.net/kenpoushingi/20070328-ank.pdf
便宜上、私の頁に掲載いたしましたが、これは、私のアンケートではなく皆様のアンケートなので、他のHPに載せたり、各自、自由にお使い下さい。
本当にありがとうございました。
(2006年3月29日12:46)
■憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.15
2007.3.27 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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★★★★★★★★
●与党が、修正の法案を提出…いよいよ強行採決狙いである。
・最低投票率なし!
・公務員と先生は表現の自由を行使したら行政処罰!
・CM広告は投票14日前まではやりたい放題!
●あなたは、4月5日の公聴会にもう応募しました?
●29日の憲法特委員会の傍聴を!
★★★★★★★★★
●今、すぐに!やること
(1)東京・大阪・新潟以外の人
下記に連絡をして、「自分の地域でも公聴会を開け!」と求める。
(2)東京及び東京近郊の人
下記に、東京開催の4月5日の公聴会の公述人に応募する。
(3)新潟・大阪の方
下記に「どうして公聴会が公募じゃないんだ!公募の公聴会をもう一度開け!」 と求める。
(1〜3全ての連絡先)
議院憲法調査特別委員会事務局(電話:03−3581−5563)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_osirase.htm
〒100-8960 東京都千代田区永田町1−7−1
衆議院憲法調査特別委員会及び憲法調査会事務局気付
日本国憲法に関する調査特別委員長 中山太郎殿
●与党の修正案が出された
国民の声を聞く気のない法案であることに変わりない。
公務員と教職員が憲法について意見表明したら行政処分されてしまうし、国民がごく一部だけ賛成しただけで憲法が変えられる (最低投票率の規定なし)。
国民投票の広報を担当する広報協議会は国会の議席数に応じて委員が選任されるし(つまり、改憲派で9割を占める)、
「改憲しようぜ!」 というCM広告は投票14日前まで垂れ流し。憲法審査会が設置されて、憲法のどこを変えたら良いかな?
と一年中検討し続けるという点も変わらない。
この法案は「愚民投票法」とか、「護憲処罰法・改憲促進法」とか呼ばれているが、その通りであるし、みんな知らぬ間に改憲しちゃえ、という、
国民の声を聞く気など全くないのもそのままである。なんとしても、この法案の可決を止めなければ。
●公聴会の出席者は下記。政党推薦者のみで、2時間。
(新潟)
新潟大学大学院実務法学研究所助教授 田村 秀さん (与党推薦)
新潟県弁護士会会長 馬場 泰さん (民主党推薦)
新潟大学名誉教授 藤尾 彰さん (共産党推薦)
新潟国際大学情報文化学部教授 越智敏夫さん (社民党推薦)
(大阪)
国民投票・住民投票情報室事務局長 今井 一さん (与党推薦!!!!)
新時代政策研究会会長 中野寛成さん (民主党推薦)
関西大学法学部教授 吉田栄司さん (共産党推薦)
弁護士 中北龍太郎さん (社民党推薦)
●今後の審議日程
3月28日(水)新潟公聴会 朝9時40分〜午前11時40分
大阪公聴会 午後4時〜午後6時
3月29日(木)14:20〜 東京にて憲法特委・・・傍聴希望者は↓に方法あり
4月 5日(木) 東京での公聴会
4月 8日(日) 地方選挙 (前半)
4月12日(木) 憲法特委、法案強行採決(予定)★
4月13日(金) 衆院本会議、法案強行採決(予定)★
4月22日(日) 地方選挙 (後半)
●3月29日の憲法特委を傍聴しよう!
再び、希望の方に辻元清美衆議院議員の事務所のお手伝いで傍聴いただけることになりました。(事務所の方、ありがとうございます)
1 事前申込
傍聴希望の方は、当日(22日)の朝8時までに、名前、職業、年令、住所、電話番号を明記の上、「3月29日の憲法特委特別調査委員会傍聴希望」 として、
辻本清美議員の議員会館の事務所宛てに、ファックスしてください
(FAX 03-3508-3855)。
2 当日
委員会は 3月29日(木)14:20〜17:05
参加される方は、14時までに国会議事堂・衆議院議員面会所に集合してください。
途中退席はかまいませんが、再度入ることはできません。
(21:30)
■憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.14
2007.3.26 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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★★★★★★★★
大変!公述人の申込が片手に入るくらいの数(5人以下)しか応募がない!
明日(27日)、14時過ぎから憲法特委の理事懇あり
そのときまでに、応募を!
★★★★★★★★★
●今、すぐに!やること
議院憲法調査特別委員会事務局(電話:03−3581−5563)に、4月5日の公聴会の公述人に応募すること。↓
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_osirase.htm
明日、23日の本会議後に、憲法特委の理事懇談会が開かれ今後の審議方針が決定される。
ここで、公述人の応募が多ければ、公聴会をもう少し開こうかなんて話にもなる。
しかし、今のところ、応募がごくごくわずか。(最終締切は30日正午なので、みな出遅れているのか?)
そこのあなた! 直ちに公述人応募をして下さいませんか。もし、永田町に直接運べる人は、
明日の午前中 (理事懇談会の前) に衆議院憲法特委調査特別委員会事務局まで持参で届けて下さい!!!
遅い方はファックス番号を聞いて、まずファックスをする!
(公聴会についての詳細は今までの号を見て下さい。)
応募用紙としては参考までに今までに応募した方のものを貼り付けます。(申込段階はこんなにしっかり書けなくていいと思いますが。
応募要項は上記HPにあります)
私も、さっそく書き始めます。皆様、あなたの応募が、法案を廃案に追い込むかも知れませんのでお願い致します!
(18:14)
===============
2007年3月25日
〒100-8960東京都千代田区永田町1-7-1
衆議院憲法調査特別委員会及び憲法調査会事務局気付
日本国憲法に関する調査特別委員長
中 山 太 郎 殿
〒113-0033 東京都文京区○○○○丁目○○番○○号
氏名 澤 藤 統 一 郎
さわふじ とういちろう
年齢 63歳
職業 弁護士
電話 03−○○○○−××××
2007(平成19)年4月5日(木)午前9時開催の日本国憲法に関する調査特別委員会公聴会の公述人公募に応募いたします。
なお、「日本国憲法の改正手続に関する法律案 (第164回国会、保岡興治君外5名提出) 及び日本国憲法の改正及び国政における重要な問題に係る案件の発議
手続及び国民投票に関する法律案 (第164回国会、枝野幸男君外3名提出)」 についての、私の賛否ならびに、意見を述べようとする理由及び具体的事項並び
に問題に対する賛否は下記のとおりです。
記
1 意見を述べようとする理由
(1) 私は、弁護士となって36年、多くの訴訟を通じて、日本に住む人々の人権や、平和・民主主義が日本国憲法によって支えられていることを実感してまいりました。
今必要なことは、この憲法を「改正」することではなく、この憲法の理念を国民の血肉とすること、そして政治や外交や暮らしに生かすことだと確信しています。
いささかでも、人権・平和・民主主義を後退させる方向での憲法「改正」には、到底賛意を表することができません。
「日本国憲法の改正手続に関する法律案」、「日本国憲法の改正及び国政における重要な問題に係る案件の発議手続及び国民投票に関する法律案」のいずれも、
憲法改正を実現するための手続きを整備する法案であり、憲法「改正」実現への一里塚としての役割を果たすものと考えざるを得ません。
まずは、憲法「改正」に強く反対する立場から意見を述べたいと思います。
(2) また、法案の内容についても問題ありと考えています。
私は、公職選挙法違反刑事事件の弁護を担当する中で、「べからず選挙」の実態を嘆かずにはおられません。
国民の選挙運動をがんじがらめに規制する日本の選挙法は、主権者の地位を貶めているものと考えてまいりました。
仮に、憲法改正の発議が行われた場合、憲法改正国民投票運動においては、主権者が公職選挙法の選挙運動規制のごとき発想に基づく規制を受けてはならないと
考えます。
主権者が主権者としての権能を十全に開花し、徹底した政治的言論の自由を保障されなければなりません。
そのような言論の場における情報と意見交換が収斂して結論に至るその過程がまさしく主権者の憲法制定行為にほかなりません。
国民誰もが、そしてこの憲法の効力が及ぶ国土に生活するすべての人が、十分な期間、十分な情報に接し、拘束のない自由な言論活動によって憲法的な国民世論
形成に参画できなければなりません。
その基本的な立場から見て、まだまだ不必要な国民投票運動規制があることについて、意見を述べたいと思います。
2 述べようとする具体的事項
(1) 日本国憲法は極めて普遍性の高い内容をもち、それゆえに硬性憲法として自らを規定しています。
憲法改正手続きのための法整備は、憲法改正を望む政治勢力にとっては、もっとも都合のよい任意のタイミングにおいて、
改憲手続きを開始することができることを意味します。
それゆえ、日本国憲法の改正手続に関する法律を制定することは憲法改正手続きを促進するものであって、日本国憲法改正の必要性があるとは思えない今、
敢えて改憲手続きを整備する必要はないものと考えます。
(2) また、日本国憲法が硬性憲法である所以は、手続き的に高いハードルを設けているだけではなく、内容的にも憲法改正の限界があることは当然と考えます。
憲法改正の手続きを定める法律には、このことを銘記するべきだと考えます。
(3) 国民投票運動規制に関しては、まず全面自由を基本として、最小限の合理的な必要な規制に限るべきだと考えます。
合理性ある規制としては、財力の格差が著しい不合理をもたらすものが考えられます。
一方、それ以外の、外国人、公務員、教員に対する運動規制や、運動期間が短期に過ぎることなどは、見直さなければならないと考えます。
(4) もっとも大切な憲法についての改正手続きを定めようという法案です。
国民に周知徹底し、もっともっと広範な人々の意見に耳を傾けるべきが当然です。
避けるべきは拙速であって、国の未来を危うくするような性急な議論はすべきではなく、結論を急ぐ必要はまったくないと声を大にして言わざるを得ません。
3 問題に対する賛否
私は、「日本国憲法の改正手続に関する法律案(第164回国会、保岡興治君外5名提出)」及び、「日本国憲法の改正及び国政における重要な問題に係る案件
の発議手続及び国民投票に関する法律案 (第164回国会、枝野幸男君外3名提出)」 のいずれについても、反対です。
■憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.13
2007.3.23 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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★★★★★★★★
●28日公聴会(大阪・新潟)は公募しない! 公聴会なら、公募しなさいよ!!
●1日で2カ所 各2時間なんて、見せかけやってないで、
もっとあちこちで堂々と開きなさいよ!!
●5日東京の公聴会の公募締め切りは、3月30日正午まで。急いで申込を!!
★★★★★★★★★
●今、やること
(1) 衆議院憲法調査会事務局 (電話:03−3581−5563) に、地方公聴会をもっとやれ!と苦情を寄せること
(2) 5日の東京公聴会に、みんなであふれさせるほど応募すること↓
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_osirase.htm
●公聴会の化けの皮はまだまだ厚い!
昨日の速報で、私は 「みんな公募しましょう。」 と書いたところが、なんと、
地方公聴会は公募をしないとのこと (野党議員も公募だと言っていたのに広報が出ないから、今、電話で確認した。誰が決めたんだそんなこと)。
公募もせずこの強引な日程を組むのは、「とにかく公聴会やった」ということを、形式だけ作るため。
28日 新潟 朝9時40分〜午前11時40分 (2時間だけ)
大阪 午後4時〜午後6時 (2時間だけ)
唯一の地方公聴会のこの日は、朝一番で、国会議員約10人して東京から新幹線に乗り込み、新潟で公聴会をやって、
その後に、みんなで飛行機で大阪に飛んで、そして、東京に戻って来るという一周コース。しかも話する人は、政党推薦者だけなんだよ。
別の日にやれない理由は、日にちを別に取ると4月12日の強行採決に間に合わないから。各2時間しかやれない理由は、1日で納まらないから。
ああ、くだらない。タウンミーティングもひどいけど、こっちもそれを上回るくだらなさ。
★みなさま 「うちの地域でも公聴会をやって下さい!」 と、全国から声を上げてください。
そのことで、公聴会が数日でも増えれば、参議院時間切れで廃案の可能性があります。衆議院憲法調査会事務局 (電話:03−3581−5563)
●東京公聴会に応募しよう
5日の東京公聴会では公述人を公募している。むちゃむちゃ小さい応募要項が、HPに掲載された。探しまくって見つからず電話をしたら、
かなり分かりにくいところにこっそりと知らせがあった。↓
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_osirase.htm
100人でも200人でも応募してください。
→ 応募したいけど、ちょっと不安があるから復習したい、勉強したい! という方は、私が日曜に話をする勉強会に来て下さるのもよろしいかと思います。
日弁連の意見書などもご覧下さい。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/special_theme/kokumin_touhyouhou.html
●私のお話しさせていただく日曜の勉強会
日時:3月25日(日) 午後6時半―8時半
会場:練馬勤労福祉会館 (大泉学園駅南口3分)
資料代:300円
講師:猿田佐世 (私)
<主催>練馬・文化の会
連絡先:田場
協賛:練馬9条の会、大泉9条の会など12団体
●今日の東京新聞朝刊 「こちら特報部」 に、私のコメント入り記事が掲載されました。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20070323/mng_____tokuho__000.shtml
●今後のアクション:日々更新中 (カッコ内は、主催)
・3月26日 18時〜 ヒューマンチェーンで国会を囲みましょう!
第2議員会館前(STOP改憲手続法・国会へ行こうアクション)
・3月28日 16時〜17時30分 院内集会
第1議員会館第4会議室 (憲法行脚の会)
・3月29日・4月5日 いずれも12時15分から 衆議院議員面会所(5・3実行委)
両日とも憲特委が開かれる日。傍聴してそのまま議員報告を聞きましょう。
・4月11日 18時30分〜 霞ヶ関弁護士会館クレオ 高橋哲哉講演
19時〜 同所から パレード (デモ) (憲法と人権の日弁連をめざす会)
・4月12日 18時30分〜 日比谷野外音楽堂 集会後国会デモ (5・3実行委)
12日は強行採決が予定されている日です!!!
●最後に、22日の公聴会
昨日の公聴会の全体については、ゆっくり後で書くとするが、一番ひどかった点は、愛知和男自民党議員が、公述人全員に意見を聞いておきながら、
「法案を作ることに反対のあなたには意見は聞きません」と言って、高田健さんの発言を封じ込めたこと。
公聴会をやってるくせに反対派の意見を聞かない? ふざけるにも程がある。
まあ、良かったことと言えば、自民党推薦の公述人も含め、今国会での成立を求めた人は1人もいなかったことである。
公明党 (与党) 推薦の江橋崇公述人までもが、今国会で成立させる必要はない、としたし、
他の公述人も強く半狂乱状態で急いでいる与党の姿勢を留める発言をした。(15:24)
■憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.12
2007.3.22 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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★★★★★★★★
●みんなで公聴会に、応募しよう!
●28日、大阪と新潟で、5日東京で、公聴会開催
★★★★★★★★★
●速報
本日22日朝9時から中央 (東京) での公聴会が開催されている。
本日はその公聴会の前に、憲法調査特別委が開催され、国民の声を聞くようにとの野党の声により、短いながらに下記の公聴会の開催が追加で決定された。
たくさんの方に公述人への応募をお願いしたい。締め切りは、あっという間!
また、自分のいる地域での公聴会がない!という方は、「うちでもやってくれ」という声をガンガンあげてください。
28日 新潟 朝9時40分〜午前11時40分
大阪 午後4時〜午後6時
5日 東京・・・時間については後でお知らせします。
応募方法等は、追ってお送りします。 (12:36)
■憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.11
2007.3.21 〜弁護士 猿田佐世〜 ■
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●公聴会はタウンミーティング並み(以上?!)にひどい!
憲法改正に、国民の声を聞く気なんかないでしょ、安倍さん!
●3月22日、公聴会を傍聴しよう!
●現時点では4月12日委員会で強行採決予定
★★★★★★★★★
●3月22日は公聴会。傍聴席を埋めましょう。
午前9時〜12時と午後2時〜5時。午前午後いずれかでも両方でも、いずれかのうちの途中退席もOK。当日の朝8時までに申込FAXを。末尾↓の詳細をご覧ください。
●今後の審議日程(予定というか予想というか、確定というか?!)
3月22日(木) 東京での公聴会
3月28日(水) 地方二箇所での同日・公聴会(未定)
4月 5日(木) 東京での公聴会(未定)
4月 8日(日) 地方選挙(前半)
4月12日(木) 憲法特委、法案強行採決(予定)★
4月13日(金) 衆院本会議、法案強行採決(予定)★
4月22日(日) 地方選挙(後半)
(28日と5日の公聴会は、22日の憲法特委の決定次第。私たちが声を上げないと開かれないおそれも!)
公明党が、4月8日地方選後の採決を求めているため、その次の木曜 (憲法特委の定例は木曜) である4月12日に強行採決の可能性が高まっている。
仮に、あと数週でも衆議院が延びれば参議院で時間切れとなるため、今国会で通らない。あと少し、延ばしたい。十分な議論のため、さらなる公聴会の開催を求めよう。
公明党は「党としては全く急がないが、自民党との関係のために5月3日までの採決も執行部承認済み」とのこと。ああ、ここまで・・・。
平和の党、公明党の本来の姿を応援する方法は、ないものか。おーい、元の姿で頑張れー!
●特集:「公聴会」と称する物の化けの皮をはぐ
15日の強行採決で決定された公聴会は、官報とHPで、意見を言う公述人が募集された。
募集期間は15日(木)〜19日(月)正午までのわずか4日。そのうち、二日は土日。平日は金曜と月曜午前しかない。
意見を言いたい人は、それまでに 「意見を述べようとする理由及び具体的事項、問題に対する賛否を文書で申出」 なくちゃならない。↓
http://kanpou.npb.go.jp/20070315/20070315t00005/20070315t000050001f.html
しかも、あなたの手帳を見て欲しい。「1週間後に突然3月22日の仕事を 1日休む!」 なんてことができる人は、そういない。
私も何人かに当たったが、当然だが、みんな出られない。
新聞で 「ちょっと出てみようかな」 なんて思った人は、たいてい仕事で出られない。迷いながら申込方法調べたときには、募集は終了。
はたまた、国会に出す 「文書」 なんて 「どうしよう、どうやって書いたらいいんだろう」 である。
普段は国会傍聴には来れない社会人や学生の方が 「出てみたいな。ちょっと自分なりに勉強してから。」 ・・・なんて、不可能なのである。
先週、ある公明党議員から 「最近はこういう問題だと、過激なくらい保守的か、極端に反対ばかりする人か、と両極端で困る」 と言われた。
が、こんな募集の仕方では、普通に日常生活を送っている国民が思い立って応募なんてできっこない。
そしてそしてそして。
そんな難関をかいくぐって13人応募したのに!!!
なんと、22日の公聴会では政党推薦者だけしか採用されなかった!!!
応募した人は全員不採用!!!
・・・どういうこっちゃ・・・・・・・。
もう、私には、国会というところが、全く、本当に、理解出来ない。
だったら何で公聴会をやるのか、だったらどうして募集したのか、強行採決までした公聴会で何がやりたいのか。
「憲法改正については、国民の声を聞く気はありません」
と、そろそろ堂々と表明したらどうですか? 安倍さん。
この公聴会の開催が、そして、前回の強行採決が、今後の憲法そのものの審議がどうなるのかを端的に示している。
●今、私たちがやること
今は13人の方に発言機会が与えられるように、そして、さらに幅広く意見を聞くべく公聴会の回を重ねるように働きかけを行わなければなりません。
東京以外にお住まいの方も、是非、自分の県でも公聴会をやってください! と、意見を述べてください。
議員やマスコミの連絡先一覧の書いてあるホームページを見付けました。↓
抗議をガンガンして下さい。(メールよりファックスが伝わりますよ。)
http://www.kyodo-center.jp/douhoumail/douhou.htm
●3月22日の公聴会を傍聴しませんか!
希望の方に辻元清美衆議院議員の事務所のお手伝いで傍聴いただけることになりました。(ありがとうございます)
1 事前申込
傍聴希望の方は、当日 (22日) の朝8時までに、名前、住所、電話番号を明記の上、「3月22日の公聴会傍聴希望」 として、
辻本清美議員の議員会館の事務所宛てに、ファックスしてください (FAX 03-3508-3855)。
午前の傍聴が希望なのか、午後か、それとも一日かも明記してください。
2 当日
公聴会は 3月22日 9時〜12時 2時〜5時 (12時〜2時は休憩)です。
午前に参加される方は、8時40分までに
午後に参加される方は、13時40分までに
国会議事堂・衆議院議員面会所に集合してください。
途中退席はかまいませんが、再度入ることはできません。
●メルマガの過去ログはこちら。うれしいことにたくさんのHPがこのメルマガ全文掲載してくれています。
下記の他にもあると聞きます。本当にありがとうございます。流れを巻き起こすために、転送・転載をお願いします。
→ http://kenpou.cocolog-nifty.com/angya/
→ http://www.nikkanberita.com/
(01:58)
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