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自民党青年局長を解任
自民党若手議員による勉強会「文化技術懇話会」で報道機関に圧力をかけるような発言が出た問題で、同会代表の青年局長・木原稔氏(衆院熊本1区、当選3回)を更迭することになった。世論の反発が強く、安全保障関連法案の審議に影響が出ると判断したものだ。
25日の初会合では、「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番」などとの暴論が出たという。また、沖縄のメディア事情について質問した議員に、講師として招かれた百田尚樹氏が「沖縄の二つの新聞社はつぶさなあかん」と述べたというから驚く。
自民党青年局は安倍晋三首相に近い議員が多といわれ、時流に乗って勝手な発言を繰り返していたようだ。国会は安保関連法案審議の最中、執行部が〝火消し〟に狂奔したに違いない。
池田龍夫(いけだ・たつお)毎日新聞OB。
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