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沖縄基地問題、日本全体で考えよ

寄稿:池田龍夫

2015年8月3日

「日本の安全保障は、日本国全体で考えて負担してもらいたい。よく本土の人から『あなたは日米同盟に反対なのか』と聞かれる。では、なぜ米軍基地を本土でもっと受け入れないのか。抑止力を維持するために沖縄に米軍基地が必要だという意見があるが、沖縄県だけに押し込めて日本全体で受け入れなければ、他国は日本の安全保障に対する本気度がわからないと思う。日本には品格のある民主主義国家になってもらいたい。『沖縄基地で食べているのだろう』という言葉が、いかに沖縄の人を傷つけていることか」――翁長雄志沖縄県知事は7月29日都内で開かれた講演会で切々と訴えた。

基調講演の後、有識者3人によるパネルディスカッション。寺島実郎氏、佐藤優氏、山口昇氏(東京財団上席研究員)がそれぞれ意見を述べた。寺島氏は「日本人の大半は、日米合意した問題を蒸し返して何になる、固定概念のように『辺野古しかない』と繰り返すのか。日本と米国はどのような同盟関係を構築していくべきか。その文脈で沖縄の基地のあり方を議論すべきだ」と主張。佐藤氏は「私は沖縄の血も入っているが、日本人だという意識もある。お互いの違いを知る。どこが違ってどこが対立しているのか、もう一回整理する。先ず聴いて、事実を押さえ、今踏みとどまることが凄く重要だ。思考停止させないことだ」と述べる。山口氏は「日本国が米国との打開策をどう構築していくのか。もう一度考え直す必要がある」と指摘していた。

思考停止させないことを痛感する。

池田龍夫 (いけだ・たつお) 毎日新聞OB

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