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福島原発さいたま訴訟 第3回口頭弁論の傍聴にご参加ください!

2014年11月17日

福島原発事故により、放射能汚染と被曝の恐怖にさらされて埼玉県に避難してきた被災者は、困難きわまる避難生活を強いられています。このような被害を二度と繰り返させたくないと、2014年3月10日、6世帯16名の方々が、国と東京電力を相手どった損害賠償請求訴訟をさいたま地裁に提起しました。加えて来る2015年1月19日には、埼玉訴訟の第2次提訴が行われます。先行している第1次提訴を合わせると原告の人数は11世帯37名。今回提訴される方の中には、いわゆる自主避難、幼い子どもへの健康被害を防ぐために、やむなく埼玉へ避難した方がいらっしゃいます。わたしたちは、避難指示区域内からの避難か、自主避難かに関わりなく、発生した被害に即した賠償が行われるよう、取り組んでいきたいと思います。

9月24日の第2回期日において、原告側弁護団は、O.P. (小名浜港工事基準面)+10mを超える津波によって電源喪失に至る危険性を、東電側が平成14年に、遅くとも平成18年には認識していた事実を指摘し、重大な過失責任を厳しく糾弾しました。これに対し、東電の代理人から、「責任論」は必要がない、早く「損害論」に入ってほしい、という思わず耳を疑うような発言がありました。

これは被害者の主張を門前払いしたうえで、政府が設けた基準を踏まえて賠償さえしていればよしとするもの。慰謝料の算定にも、東電が犯した過失の重大さ、その責任の大きさは大きく影響するものであり、何よりも、このような事故を繰り返さないために国と東電の責任を明らかにさせることこそ、原告らが求めていることです。

裁判官から、訴訟の進め方に関する進行協議を行う提案があり、次回期日:12月10日(水)15時開廷が決まりました。次回もまた傍聴席を満席にしましょう。これからの長い裁判の歩み、原告団・弁護団とともに、この裁判が正義の判決を得るまで、これからも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

福島原発さいたま訴訟 第3回口頭弁論

とき:12月10日(水)15時開廷

さいたま地裁 101号法廷(JR浦和駅西口より徒歩10分)

*傍聴希望の方は14:30までにさいたま地裁玄関前にお越し下さい。

終了後、報告集会、懇親会があります。こちらもぜひご参加ください。

会場:埼玉弁護士会館(さいたま地裁より徒歩3分)

福島原発さいたま訴訟を支援する会

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