NPJ訟廷日誌
福島原発さいたま訴訟・第6回口頭弁論の傍聴にお越しください!
7月1日(水)14時30分開廷
さいたま地裁 101号法廷(JR浦和駅西口より徒歩10分)
*傍聴券が配られる予定です。傍聴希望の方は、14:00までに地裁B棟前にお越し下さい。
●4月22日の第5回期日では、42席の傍聴席を満席にすることができました! 心より感謝申し上げます。
第5回期日において、原告弁護団は、国がみずから作成した一般国民向けの省庁指針より低い東電らの津波設定をそのまま認め、対策を怠り、その結果取り返しの付かない原発災害を引き起こしました責任を、克明に論証し、追及しました。
●2015年6月1日現在、全国18の裁判所で福島原発事故についての損害賠償請求訴訟が行われ、原告の数は、これら全国の訴訟を合わせると、のべ1万人を超えています。福島原発事故は、東京電力という独占事業者が、その事業活動として行っていた原子力発電所の運転の過程において、有害物質である放射性物質を大量に環境中に放出し、広範囲にわたる環境汚染をもたらした事故であり、史上最大の大規模公害事件のひとつです。
福島原発事故について十分な金銭賠償が行わなければならないことは当然ですが、全国で提訴されている多くの訴訟が目標として掲げるのは、これだけではありません。
すなわち、福島原発事故のような環境汚染を二度と起こさないようにすること、放射性物質と除去することによって環境を回復すること、被ばくによる健康被害対策、被害者の生活回復のための支援などもまた、訴訟の重要な目的です。
●自主避難者に対する住宅の無償提供の打ち切り方針、「帰宅困難区域」を除く地域の避難指示解除方針、避難慰謝料の打ち切り方針 …。被害者への賠償も終了せず訴訟が継続している段階での政府や県の福島原発事故「収束」方針を、決して許してはなりません。
事故から4年が経過した現在、被害者の方々の状況が好転しているとはとても言えないのが現状です。私たちは、訴訟と通じて、国及び東京電力の事故の責任を明らかにし、被害者に対して十分な損害賠償を実現すると同時に、国と電気事業者に対し二度と同じような事故が繰り返されないよう再発防止策を徹底させたいと考えています。
今回も傍聴席を満席とし、責任を取ろうとしない国や東電への抗議の意志を示しましょう。これからも応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
福島原発さいたま訴訟を支援する会
*終了後 報告集会、懇親会があります(17時まで)
会場 : 埼玉総合法律事務所3階会議室(地裁より徒歩3分)
内容 : 口頭弁論期日の説明、原告側の主張の概要
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