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コロナの漢方治療

寄稿:滝原 章宏

2023年2月3日


 コロナに対する私の治療をおしらせ致します。

 中国における医療成果とWHO
 2019年12月、新型コロナウイルス感染症が武漢で確認され、瞬く間に世界中に広がりました。そこで中国では張伯礼をはじめとする、SARS時に医療現場で活躍した専門家が武漢に入り病気を分析、2020年 3 月、国家薬務局は治療指針を提起しました。更に経験を積み重ね、74,187例のうち総有効率が90%以上あったとして、中薬の効果が確認されました。同年 4 月、世界中医薬学会連合会がWHOに「世界中のCOVID-19に対して中医薬の使用を推奨」することを提起しました。その内容を日本で使えるよう翻訳し、中医臨床雑誌別冊に発表されました。そこには、予防治療、初期、中期、重症期、回復期感染に対して、日本で利用できる漢方エキス剤、生薬が示されています。まず予防治療として補中益気湯 (ホチュウエッキトウ) が利用でき、初期、感染には麻杏甘石湯 (マキョウカンセキトウ) が服用できます。

 私の医療経験
 私は、PCR検査プラスになった家族内感染15人に、麻杏甘石湯を服用してもらい大体 3 日で正常になることを経験しました。
 具体例として、両肺が真白になった重症者では、麻杏甘石湯、小柴胡湯加桔梗石膏 (ショウサイコトウカキキョウセッコウ) とステロイドにより、10日で回復しました。私の息子はダイアモンド・プリンセス号の重症患者と長時間話していて熱発したので、これには生薬による煎じ薬を使い 1 日で下熱。さらに私の弟の感染、その息子の家族内感染 ( 2 歳の赤ちゃんを含む) 、及び実家の両親の感染、池袋クリニックでの 4 人の家族内感染、京都の妊婦さんなど全員に麻杏甘石湯を使い、約 3 日で改善しました。それで私はコロナの感染治療に自信がつきました。

 私個人の経験
 私自身に関しては、数年前より自分の健康を維持する為に補中益気湯を服用していました。これは、生まれてからの免疫力を維持するエキス剤です。弟が感染したのを知らずに、一緒に毎日食事や宴会をしていましたが、幸い感染しませんでした。私は今、不活化ワクチンのできるのを待っており、ワクチン未接種です。
 その他、現在の予防接種の副作用防止に麻杏甘石湯を 3 日分処方しています。全員ではありませんが副作用を軽減できたと報告してくださいます。国分寺診療所では、予防、治療、後遺症の相談を行っています。不思議なことに、マスコミにはなぜ漢方医が出ないのでしょう。

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滝原章宏 医師 プロフィール

○和歌山県出身
○鳥取大学医学部卒業
○愛知県立北宇和病院、佐久総合病院、帯津三敬病院などで消化器外科、総合診療医として活動
○2006年より国分寺診療所で漢方外来 毎週水曜17時~19時半

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