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爆薬残存の恐れ・・・下田沖に特攻潜水艇「海龍」!

寄稿:池田龍夫

2015年8月11日

下田市の下田港沖で旧海軍の特攻兵器「海龍(かいりゅう)」とみられる潜水艇が見つかったことを受け、下田海上保安部は8月6日、静岡県下田土木事務所や下田市、伊豆漁協などの港湾関係者に対して、「沈船発見情報について」と題した文書を送り、注意を呼び掛けた。

静岡新聞が第一報したもので、在京各紙にはまだ見当たらない。中東ホルムズ海峡の機雷除去が問題化している折、日本周辺とあっては危険きわまりない。

下田海上保安部は、下田港灯台から南西約250㍍付近、水深約35㍍発見場所を地図付きで警告している。また同保安部は、発見場所は船の航路や地元漁師が漁場に利用しているエリアから外れており、当面の安全確保に問題はないとみているが、海上自衛隊横須賀地方総監部に連絡し、「海龍」調査や撤去作業などを協議したという。

池田龍夫 (いけだ・たつお) 毎日新聞OB。

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