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【NPJ通信・連載記事】練馬自衛隊基地ウオッチング~ダイコンと基地の街~/坂本 茂

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自衛隊員へ告ぐ まだ辞めるのは早いわよ! 

2015年8月17日

終戦記念日の翌日、二人の女性に聞いたものだ。年を合わせると110才を超える。

*質問者Aが私でBが女性たち

 

■20代の自衛隊員

A  「駐屯地からお盆休みでシャバに戻って 帰ってこない 脱柵者(自衛隊用語で脱走)出たか~」

B  「今のところ聞いていないわ」

A  「国会ではクビ覚悟で、陸幕など勇気のある自衛官の内部告発(以下参照)が続出している“部下を無駄に殺させない   ぞ”と、これが来年3月より南スーダンのPKOで自衛官が“駆け付け警護”が可能と書いてある文書だ。コピーもしていいよ。」

B  「本当ですか?コピーいいんですか。そもそも“駆け付け警護”ってまずいじゃないですか・・・法律まだ決まってないし・・・でも、希望が出てきたわ、まだ辞めなくてもいい自衛官だっているかも・・・わ た し  も・・・」

A  「8月30日 10万人くらい集まる国会包囲行動に一緒に行くかよ」

B  「残念ながら勤務で~す 頑張って!!お願い」

 

防衛省自衛隊から 出るわ 出るわ 内部告発の連続 秘密保護法なんか糞くらえ!

①防衛省陸上幕僚監部(イラク行動史 国会衆院強行採択7/15)

http://www.kiyomi.gr.jp/blog/5969/

②海上自衛隊幹部学校作戦法規研究室(国会7/29)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-07-30/2015073001_01_1d.jpg

③防衛省統合幕僚監部(国会8/11)

http://www.jcp.or.jp/web_download/data/20150810183700620.pdf

 

■87才の農家のばあちゃん(庭先でたきぎを集めながら)

A  「最近、練馬区議会で自民党の71才になる代表が『今回の法案がその職務や生活に直接関わることになる自衛隊員とその家族が練馬区に多く生活している。区長!平和主義についてどう考えるか』との質問に、区長は『徹底的な審議をすべきだ。』などと戦争法案を提出した自民党も区長も世間の風を気にしているようだが、どう考えますか?」

B  「自民党や共産党っていってる場合じゃ~ない、今の自民党は“自分党だ。目を覚ませ!。私は学校も出てねえ馬鹿だか戦争だけはダメというくらいはわかる。」

「あんたに、人間と人間として話そう。」

「戦争中この辺りは中島飛行機(練馬区関町)があったのでアメリカから狙われた、1トン爆弾が毎日3回もアメリカのB29から落っこってきた、模擬原爆が爆発して私の目の前で近所のお母さんと子どもが殺された、4年前のでかい地震があったろうがそんなもんじゃあなかった。」

「私の亭主の父親なんかインパール作戦で帰ってこなかったんだ。聞くところによれば日本の兵隊は中国人も大勢殺したって言うじゃねえか、国同士のけんかはやっちゃあダメだ。」

「この前、医者に行ったら待合室で親の介護をしている60代の女の人が「国会でやってる戦争の準備する法律は公的(・・)詐欺(・・)だ」って言っていた。私も同感だ。」

 

曲がった腰を伸ばしながら笑いながら語った。

麦わら帽子から見える日焼けしたシワだらけの顔と、土が入り真っ黒い爪が戦後70年続いた平和の重みを語っていた。

二人とも別れ際の笑顔が輝いて見えた。

平成27年7月25日付東部方面隊広報紙「あづま」より 平成26 年度情報保全ポスターの募集を受け最優秀作品だという。6月10 日、防衛大臣表彰を受けた自衛隊員は「情報漏えいの恐ろしさを感じとり、保全意識の高揚につながれば」と語った。秘密保護法が施行され たこととも無関係ではないだろう。しかし、こんなポスターより人の命が大切だと内部告発は続くであろう。

平成27年7月25日付東部方面隊広報紙「あづま」より 平成26
年度情報保全ポスターの募集を受け最優秀作品だという。6月10 日、防衛大臣表彰を受けた自衛隊員は「情報漏えいの恐ろしさを感じとり、保全意識の高揚につながれば」と語った。秘密保護法が施行され たこととも無関係ではないだろう。しかし、こんなポスターより人の命が大切だと内部告発は続くであろう。

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