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「SEALDs」の訴えに大きな波紋 

寄稿:池田龍夫

2015年10月28日

「安全保障関連法に反対する学者の会」が、学生団体「SEALDs」との共催で規格したシンポジウムをめぐって奇妙なトラブルがあった。会場使用の申請を受けた立教大学が「純粋な学術内容ではない」との理由で不許可にしたことに首をかしげる。(集会は法政大学に変更して挙行されたが・・)

SEALDs代表の奥田愛基さん(明治学院大4年生)は9月15日、参院特別委員会の公聴会に招かれ、堂々と正論を述べた。奥田さんは、「私たちの調査では日本全国で10万人を超える人が集まっている。強調しておきたいのは、政治的無関心と言われてきた若い世代が動き始めた点です。私たちが民主主義の在り方について多くの若者が安保関連法に疑問を呈した行動に他なりません。不断の努力なくして、この国の憲法や民主主義は守れないのです。それは、70年間の平和主義を守り、時代へ引き継ぐことになります」と熱っぽく訴えたのである。

感動的なSEALDsの行動に、拍手を送る日本国民が多いに違いない。

池田龍夫 (いけだ・たつお)毎日新聞OB。

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