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役立たず「もんじゅ」は廃炉の運命
原子力規制委員会は11月13日、安全管理上のミスが相次ぐ高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県)について、運営主体の日本原子力研究開発機構は「不適当」とし、新たな運営組織を見つけるよう馳浩文部科学相に勧告した。
もんじゅは通常の原発より特殊な技術が必要で、日本原子力研究開発機構に代わる新運営組織を見つけるのは難しく、国の核燃料サイクル政策は岐路に立たされた。過去に1兆円、年間200億円の国費を投入してきたが、たびたびトラブルが発生。運転開始は大幅に遅れている。結局は廃炉にせざるを得ない運命か。
池田龍夫 (いけだ・たつお)毎日新聞OB。
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