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【NPJ通信・連載記事】練馬自衛隊基地ウオッチング~ダイコンと基地の街~/坂本 茂

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南スーダン日報問題 士気低下 指揮官統制不能   現場の実態

2018年2月8日

厳しい募集環境乗り越えて!
平和を仕事にする 誇り・やりがいを胸に!?美しい言葉が並ぶ。
これらが“25万人広報官作戦”のスローガンだ。

上官「さあ!冬休みだ。田舎に帰って“広報用マンガ”持って自衛官獲得してこい!」

部下「それどころじゃねえすよ上官! 部下が火気厳禁のはずの射撃演習中、何回指導してもタ
   バコやめないスヨ。」

上官「バカ!特定秘密だ!漏らすんじゃねーぞ!とにかく隠せ。バラしたら首だ。」

可愛い部下たちは ”親と上官は選べない” と 呟き続ける。

~公務員を目指した俺~

「消防士採用試験落ちた。
 自衛隊に入った瞬間ヤバイと思った。
 “9年前、自衛官やめたいと言って官舎から飛び降り自殺した奴がいる”と指導された。
 “辞めると思うなよ、お前もそうなるから”
 騙された。
 安保ってヤバイってなんとなくわかってきた。
 そんなはずじゃなかった。」

士気が高まるはずの観閲式会場で聞いた自衛隊員の声だ。

街の防災訓練や駐屯祭で聞いた少なくない自衛隊員たちの声(「」内)を紹介する

2017年
2月 南スーダン日報を公表
   練馬駐屯地を稲田防衛大臣が視察
   町内会に周知せず2万3千発の空砲を射撃

3月 安倍首相が南スーダン撤退政府方針を発表。
   森友学園の籠池泰典理事長が記者会見を行っている最中の突然の発表であった。

   陸上自衛隊朝霞訓練場では・・・
   完全武装姿の隊員
   左手に小銃。右手にタバコ・・・
しまった 見られた!?
タバコを隠したつもりだが

4月 「南スーダン日報なんて初めからあった。平和安全法を解説した“家族への手紙”もおかし
   い。募集は無理、辞めていく隊員多すぎ」
   「アメリカで3週間演習に参加した、アメリカだけには逆らえない。 PAC3ミサイルが
   朝霞に配備され、レーダー照射訓練の時は電磁波の危険性から建物の中に入れという命
   令が出た。ミサイルが自爆したら 朝霞駐屯地には消防車が一台しかないから無理」

5月 南スーダンPKOから帰国後、静岡県富士宮で岩手駐屯地施設科所属隊員が自殺。
   「南スーダン第10次隊にも自殺者が出たと部隊から聞いている。」

6月 「防衛省にはPAC3ミサイルのレーダー置いてない。しかし、電源車や射撃管制装置さえ
   揃っていればミサイルは撃てる、ミサイルを囲った壁を作ったが意味のないおもちゃ
   だ。防衛省の地下はミサイルの弾薬庫になっている、法律大丈夫かな?イナートという表
   示は模擬弾だ、おかしいね、有事なのに。ミサイルから発射されるガスは塩素や一酸化
   炭素中毒だ、大量に吸い込めば危険だ・・・。爆発したら怖いと思っている、防衛省に
   配置するなんて無茶、知らないのは住民だけ。」

7月 稲田防衛大臣・黒江事務次官・岡部陸上幕僚長 トップ3人辞任
   「南スーダンから帰国した陸曹が自殺したのは部隊に届く死亡通知でみんな知ってい
   る」
   「上官は北朝鮮のミサイルが飛んできたとき部下に”地面に伏せて頭部を守れ“と命令す
   る」

9月 陸上自衛隊朝霞訓練場で、航空自衛隊府中基地から射撃訓練に参加した予備自衛官が実弾
   を20発紛失する事件が発生
   紛失事件発生3日後、何もなかったように小野寺防衛大臣は朝霞駐屯地を視察
   朝霞訓練場の300メートル実弾射撃場において、屋内射場のドア開けっぱなしで射場のベ
   ンチで隊員がタバコを吸い続けている
   「北朝鮮からミサイルが飛んできたら、いつものように穴掘るくらいだ」
実弾射撃中の射場ベンチ

10月 「4年前の8月、機関銃の実弾1発紛失した時、土をすくってふるいにかけ正月返上で連日
   弾探しをさせられた。実弾射撃訓練は5ヶ月も中止していた。」
   「空自と陸自の実弾の扱いは、文化の違いだ。」
   「空自予備自衛官が紛失した20発は紙箱1箱”ナマダマ”だろう、多分、かっぱらったのだ
   ろう。空自は府中を出たときに幹部がロット番号を控えチェックしているはずだ。事件
   発生で通常は射場は閉鎖だろう、事件の3日後、防衛大臣が朝霞を訪問したがおかしいだ
   ろう。」

11月 朝霞駐屯地では約200名体制で金属探知機を使用して搜索
   大野防衛大臣政務官が朝霞駐屯地を視察

12月 「看護婦の免許取りたくて入隊したばかりです。弾の搜索は最近してないみたい。」
   「日米共同演習の時だった。米軍は使用したナマダマの薬莢は演習場にそのまま捨てて
   いった。誰が拾うの?もちろん自衛官だ。」
   「私の子どもは自衛官にさせたくない。政府は徴兵制も選択肢か。」
   「まだ紛失弾発見できず。朝霞訓練場や途中の路上に紛失した可能性は極めて低いと判
   断している。」
   「自衛官やめてもニートなるかもしれない。防災・危機管理官などで天下るのはほんの
   一部でしょう。援護=再就職先は幹部が曹など下っ端の仕事を横取りする熾烈な戦いだ。
   しかし、幹部はいつも部下をこき使っていたので、下働きなど務まらない人が多い。そ
   して辞める方が多いようだ。」
   「階級上がらない。空自は弾なくして馬鹿な奴らだ。とはいっても4年前の1発は俺の部
   隊だがまだ見つかってない。どうせ見つからない、空自はナマダマかっぱらったんじゃ
   ないか。北海道の部隊のようだが、南スーダンからもどって自殺した1人いる。表に出て
   こない、募集なんか入るわけないだろう。自衛官なんかやめたほうがいい。俺はローン
   で辞めるにやめられない。再就職できたとしても民間は給料安い。」
   「兄弟多い。高校の部活の先輩が自衛官。紹介されて入った。」
   「イージス・アショアより俺の退職金減らさないでくれ。」
   「タバコ・上官の言うことを聞かない?新隊員教育で働き方改革実施中です。」

しかし、定年退職した幹部自衛官たちは
危機管理部門のある役所へ“オレもオレも”と、再就職が急増中  
徴兵制のパイプか!?

火気厳禁!
射撃場でまたタバコ 嗚呼!指揮官統制不能伝染病が全国で流行中。
 射撃中です

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