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【NPJ通信・連載記事】見えないものをみつめて/NPJ相川早苗

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見えないものをみつめて
より良い運命にするために欠点を知りましょう

2014年9月2日

考え方が変われば生き方が変わります。

生き方が変われば運命が変わります。

 

幸福になる考え方の基本は和合と感謝です。

欠点を見つける基本は素直と謙虚です。

 

「和合」「感謝」「素直」「謙虚」

この四つを柱に自分の欠点を考えていきましょう。

 

考え方が幸福への道からそれていると悩みが生じます。

自分の欠点は他人のほうが気づいていて、自分では気づかないものです。

よくありますよね。あの人のここを直せばいいのにと思うこと。

けれど本人は全く気づかず、他人も指摘しません。

誰にでも自分だけが気付いていない欠点があります。

 

自分の欠点がなかなかわからないのは、

その人にとって重大な欠点ほど

本人は出来ていると思い込んでいるからです。

出来ていると思い込んでいることほどできていません。

だから、素直で謙虚でないと自分の欠点はわかりません。

 

欠点を知る方法があります。

 

一つ目は人からの指摘は素直に聞き入れ考えてみましょう。

 

本人が気づかない欠点ほど本人ができていると思い込んでいることなので、

その欠点を言えば怒られそうだから人は言ってはくれません。

和合できていると思い込んでいる人に短気だと言えば怒られるでしょう。

ケチでないと思い込んでいる人にケチと言えば、こちらも怒られるでしょう。

 

怒りたくなるようなことを言ってもらったらチャンスです。

これこそが自分では気付かない欠点だからです。

怒らないまでも何を的外れなことを言っているのだと聞き流してしまっては、

せっかくの気付きの機会を逃してしまいます。

特に子どもや親族の言葉は注意深く聞きましょう。

決して人は言ってくれない、言われて腹の立つ自分の真実をどんどん言ってくれます。

それこそ有り難い言葉です。

口からでまかせで、困らせるために言っているとか、反抗期だからと聞き流さずに聞きましょう。

そんな欠点は有り得ないと思わず、心の底の底、無意識の中をよく探してみてください。

大抵すぐには見つかりません。

何日もかけて自分を深く深く探ってみてください。するとわかるでしょう。

 

素直に謙虚に省みて、

殆どの人が言わないでいる指摘をよく言ってくれたと感謝しましょう。

 

二つ目は嫌な人が現れたら、その人の欠点と自分の欠点は同じと受け入れましょう。

これはなかなか受け入れられない人が多いですが、

目の前にいる嫌な人は100%嫌な部分を持っていて、自分は10%か、1%かもしれません。

相手の欠点を素直に見て受け取り、謙虚に考えれば、自分のその10%か1%を見つけることができます。

 

三つ目は親の欠点と子の欠点は同じだと知りましょう。

親や子の嫌いな部分が自分にはないかと、よーく心の底まで見渡してみると

案外底にでんと居座っていたりします。

 

それでもわからない時は

和合に欠ける考え=自分の気持ちや懐や時間を優先させ人に嫌な思いをさせていないか、

感謝を忘れている考え=感謝を忘れ恩知らずなことをしていないかを考えてみましょう。

欠点とは殆どの場合自分を優先し人に嫌な思いをさせていることです。

身勝手ではなかったかよく考えてみましょう。

 

欠点がなくなれば相手の欠点もさほど気にならなくなるか、

相手が自然と離れていきます。

傍にいたとしても自分の欠点を気づかせてくれる人であり、

反面教師の人であると思えば嫌いの度合いも軽減できます。

 

まさか自分には有り得ないとか、あんなひどい人と同じではないと考えたくなりますが、

そういう自覚を取り払ってみないと欠点は見つかりません。

自覚と真実は違うことのほうが多いものです。

 

自分で当たり前だと思っていることが当たり前ではないこと、

自分の常識が世間の常識とは限らないことを知り、

「和合」「感謝」「素直」「謙虚」に当てはめてみて

考え方を改めていきましょう。

きっと素敵な未来が開けるでしょう。

(NPJ・相川早苗)

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