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【NPJ通信・連載記事】音楽・女性・ジェンダー ─クラシック音楽界は超男性世界!?/小林 緑

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音楽・女性・ジェンダー クラシック音楽界は超男性社会!?
第55回 自治体主催による女性作曲家のレクチャー・コンサート

2016年7月7日

先回からおよそ5か月も経っての更新、お許しいただきたい。今回はしかも、谷戸が担当するはずであったのに、それも叶わない。代わりに目下、私が自治体からの依頼により企画・監修を進めている3つのレクチャー・コンサートについてのお知らせのみ、内容がほとんどゼロの形になってしまったことは、幾重にもお詫びいたします。

近辺の自治体3つから、先月6月の1か月の内に女性作曲家を主題としたレクチャー・コンサートの企画依頼をいただけた理由、それは、1999年6月23日、この国で初めて男女平等参画社会基本法が定められたことによる。爾来それを記念して、各自治体がそれぞれに工夫を凝らしイヴェントを実施してきた、その流れなのだ。
まずは以下、その自治体の主催団体3つに謝意を表したい。

1.文京区女性団体連絡会(6月4日)
2.武蔵野市男女共同参画週間事業実行委員会(6月18日)
3.鎌ヶ谷市男女共同参画推進センター(6月25日)

打診をいただいた日が重ならず、3つの提案を全てお受けできたのは幸運だった。とはいえ、相談に入ってすぐ、3つの担当者が揃って「女性作曲家」という問題の存在に初めて気が付いたと語られたのには「びっくり!」した。1993年から続けてきた私の女性作曲家コンサートが、まだほとんど世に認知されていないという事実を改めて突き付けられたからだ。

だが私自身も決してほめられたものではない。6月23日という日の意味を、17年も経った今日まで、まったく知らずに過ごしてきたのだから。私としては逆に、今後も取り組みをますます強めていくべきで、死ぬまでのんびりできないと、自覚を新たにするきっかけともなった。

それぞれのコンサートについて、本音を言えば、短期間に3つも重なったため、目先を変えて内容を構成するのは一苦労だった。それぞれの企画意図が重ならないよう、以下の様にはっきり区別したつもりである。

1.愛された有名な曲には女性の書いたものもある
2.女性にとって何より重要な歌;日本とヨーロッパから
3.室内楽の傑作を若い名手たちの演奏で聴く

まことに恐縮だが、上記1~3のコンサートはすでに終了してしまった。
次回の連載には、3つを総括・報告したいと思う。

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