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【NPJ通信・連載記事】音楽・女性・ジェンダー ─クラシック音楽界は超男性世界!?/小林 緑

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第65回 2019年 冒頭雑感
   相も変らぬオトコ支配にガックリ!!

2019年2月22日

 2019年、年明けの初回記事が、如月の立春も過ぎての今頃とは…怠惰もあまりに度が過ぎて、お詫びの言葉もない。実は、政治社会への愚痴はきっぱり諦めて、本業の音楽に立ち戻り、楽しい事柄をいろいろ書きたい、と考えていた。ところが2018年末に、いくら何でも看過できない!衝撃を受けた女性への性差別事件が起きたてしまった…そこで、数年前から所属している「女性9条の会」の年明け初めの運営委員会(2019・1・25)にて、たまたま「情勢報告」のお役目に当たっていたことから、上記を中心にお話しすることにした。
 本稿はその際のメモを下敷きに作り直したものである。どうぞご了承ください。 
 
 論点は5つ。まずは問題のセクハラ事件からはじめるが、その前に、2019年1月8日の東京新聞「こちら特報部」で、安倍首相の年頭所感について、具体性乏しい「大言壮語」が踊り、都合の良い主張のみ羅列している、と切り捨てていたことは明記しておきたい。ちなみに本稿の情報源はこのNPJ通信、購読紙の東京新聞のほか、ふぇみん、週刊金曜日、日刊ゲンダイ、アジア女性資料センターの機関誌「女たちの21世紀」などの紙媒体、加えて各種集会、講演会、シンポ、デモなどの現場で得た資料、会話であることをお断りしておく。

1.広河隆一問題
「週間文春」(2019年1月3・10日号 新年特大号):世界的人権派ジャーナリストの性暴力を告発する
 その新たな告白記第二弾(文春2月7日号)は、さらにおぞましい・・・
 小林も里親の一人として所属する「パレスチナ里親運動」が受けた衝撃!
 ⇒宮子あずさ「本音のコラム」(2018/12/31)、ふぇみん「猫のひげ」(2019/1/25)、
  日本ビジュアル・アーティスト協会声明文(2018/12/31)では、広河の業績が、
  これによって消えてはならない、とする擁護論こそ今や克服すべき!と主張
 ⇒小林も心底同感!
 ≠ところが土井敏邦「WEBコラム」の批判も最後はこの擁護論で結ばれている…!   
 
2.「食が危ない!水道・種子・漁業・・・命のインフラが危ない!」
   緊急講演会&ドキュメンタリー映画上映in三鷹(2019/1/20)
   鈴木宣弘(東大大学院教授)講演会=専門家・有識者は信用できない
 ⇒”消費者は無知で非科学的か?≠その消費者の「わからない」こそが正しいのに!
 三鷹自主グループ「市民社会の実現を目指す会」主催
 同代表石黒の果敢な実践活動こそ、専門家・有識者を超えて有意義
 高野孟[はじめ]の連載コラム:『永田町の裏を読む』(日刊ゲンダイ2019/1/17)
 =世界の潮流は「スモール・イズ・ビューティフル」なのに、日本は真逆
 ⇒農・魚など一次産業をことごとく民営化・巨大ビジネス化を政府が強行
 =グローバル企業モンサントなどに日本売りを図っている・・・亡国の危機だ!
         ⇓

3.自然破壊に直結・プラスチックゴミの脅威⇒上記と密接不可分の問題
 「真に強い農業とは本来の自然、有機、動物福祉、美しい景観」あってこそ(鈴木)
 =今やそれを破壊する最大の元凶はプラスチックごみの氾濫(月刊クーヨン(2018/10月号))
 「今すぐはじめて!さよならプラスチック生活」
 元北海道新聞の往住嘉文さんの呼び掛けに応じた私の「良心宣言」を以下に転載
         ⇓

 『“良心宣言”とは、世の中のおかしいことには本心を曲げず、モノ申す事。
 私にとって、その「おかしなこと」の極めつけは、プラスチックごみ問題です。“ギゾー、ネツゾー、アベシンゾー”率いるこの国は、おかしなことだらけ、それもえらく難しい、手に負えない事柄が山積しています。でもプラゴミのことなら、誰でも解決への具体的な一歩をすぐ踏み出せるもの…のはずです。
 まずペットボトルを買うのはやめましょう。このくそ暑いときに何を馬鹿な!と大顰蹙なのは覚悟の上です。しかし連日国会へのデモ、地元の選挙運動、そして本業の『女性作曲家』拡散活動を続ける間も、私自身、ペットボトルのお世話にならずともまったく無事です。どうしても水が必要になる、と思えば、手持ちの水筒を活用しています。レジ袋、自販機、テークアウト、ケータイ電話、各種IT装備…これらプラゴミ爆産の源も、実は1970年代始めにはまだごく珍しいシロモノでした。フランス留学生だった当時、食糧などは買い物かご、鼻をかむのはハンカチ、洗濯は滅多にせず、料理に流し水は禁物、ホテルの廊下は一分間で自動消灯の優れものが…華のパリがなんとつましい!使い捨てをとことん排したこのライフスタイル、今やさらに鮮烈に蘇ります。でも当のフランス人にはそれが当たり前、自分たちが素晴らしいことをしている、という意識もないようでした。
 実は日本人もそうだったのでは?7年ほど前からケアハウスに入居中の母が、電灯はつけなくていい、トイレの紙は流さない、洗浄水も毎回流すな、入浴は月一程度でよろしい、などとスタッフを困らせながらも、口から食べるという最低限の健康体でいられるのは、人間として当たり前の節度を守ったからでしょう。戦前・戦後を通じ、暴君の夫と5人の子供の世話に明け暮れつつ102歳の今に至るその姿は、わが母ながら、実にあっぱれ!と誇らしいです。
 閑話休題。レストランで供されるプラ袋に包まれたお手拭きを断るのも、実に簡単なプラゴミ削減法。最近目に余る歩きながらのストローつき飲み物も絶対止めて!世界60か国以上がレジ袋や発泡スチロール製食器などの生産禁止や課金の制度を取り決めた(2018/6/30東京新聞朝刊)というのに、日米だけはそれに同調しなかったという。核拡散条約を批准せずと同じくここまでアメリカに追従しようとは…海の恩恵を享受している日本こそ、率先してプラゴミによる海洋汚染防止に取り組むべきでしょうに。
 放射能汚染を海に流そうとまで企むこの国の為政者を相手にしているヒマはありません。ところが女性の仲間でもペットボトルやお手拭きの問題を持ち出すと、喧嘩になってしまいそうなのです。常識、普通がいかにまがい物か…でも私は諦めません。プラゴミ問題は良心宣言として公表に値すると信じているからです。』(記・2018年7月)

4.沖縄をめぐる様々な事柄
   全県民投票の実現を要求して、元山仁士郎(元シールズ代表)がハンスト敢行
   2019/1/15マリオン前にて小林も「税金を沖縄差別に使うな!」と通行人に呼び掛け!
   反戦、天皇代替り問題、女性差別、植民地主義とも深く関連・・・

5.富山県高岡市の市歌とオペラの歌詞=文化・音楽と社会問題は不可分という自覚が必要
   ◎県内の市民グループ「シャキット富山」が問題提起⁺抗議(2018/10)⇒
    「今どき男だけを称える市民の歌でいいの?」≠オーストリアは国歌の歌詞を改正!   ◎一地方都市の問題にとどまらず、国歌、クラシックの歌曲やオペラ台本にも通底…

☆逆順になりましたが、本年も何卒よろしくお願いいたします。

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